「開放的で案外面白い。 吉永小百合、十朱幸代、和泉雅子、の女優陣も良かった。」光る海 KEOさんの映画レビュー(感想・評価)
開放的で案外面白い。 吉永小百合、十朱幸代、和泉雅子、の女優陣も良かった。
映画は、初めて観たが、この歌が好きで、今までに何千回と聴いている。
音楽も歌詞も、湧き上がるような元気さがあって良い。 聴くと元気が出る
「青春 青春 青春こそは光る海、 あ~あ~ 金色に光る海」
を繰り返すのも、お気に入り。
この歌が、映画では、予告編に1番だけ歌唱で本編にはない。少し残念。
本編で3番まで聴きたかった。
映画は、30分位までは、楽しくて、笑う所が多数あって良かった。
それ以降は、113分頃までは、開放的過ぎて、頭が付いて行くのが大変だった。
①異性宅に案外軽く訪問、 ②男女間の会話、 ③親子間の会話、等
羨ましいを通り越して、「そんな人間関係あるんかいな」、と思ってた。
だが、美枝子(吉永小百合)が、母親(高峰三枝子)に
足の爪を切らせる場面を観てからは、
「こういう開放的なのも良いかも」と肯定的になった。
印象的な場面を一部列挙すると
3分:達夫(山内賢)が、和子(十朱幸代)と美枝子から
上から目線で言われる場面 → 笑った
7分:孝雄(浜田光夫)が、美枝子の父親(宮口精二)の事を言ったら、
美枝子に肘打ちをされた → 笑った
12分:卒業式後のパーティ=和服でスキップ+振袖を振り回す → 楽しそう
25分:孝雄は、美枝子を、「ミ・エ・コ・さん」と呼ぶのに
美枝子は、「タ・カ・オ・くん」と呼ぶところ → 笑った
57分:一郎(和田浩治)と栄子(松尾嘉代)の結婚式で、
牧師代理(ミヤコ蝶々)が言う「誓いの言葉」 → 面白い
91分:久美子(和泉雅子)が、父母に夫婦の寝室の話 → 開放的だなあ
96分:久美子が、孝雄に姉:和子の寝言の話 → 笑った
104分:美枝子が、母親に足の爪を切らせる
→ これで、今までの開放的な言動や行動で、懐疑的だった部分も、
すべて、肯定的になった。 これ以降は、何が出て来ても肯定的。
全体の評価として、吉永小百合と浜田光夫が仲良くする映画は、楽しくて良い。
吉永小百合は、15~25才頃までの浜田光夫との共演で、
女優としての財産を100億円分位、持った感じ。
25才頃以降は、その財産で映画・テレビ等に出てる感じ。
本を読んでたから、内容は想像できた。
感動的な場面は無いが、開放的で良い映画だった。
頭の中で想像するだけの小説より、映画は良い。
(参考=出来の悪い映画もあり、その場合は小説の方が良い)
吉永小百合、十朱幸代、和泉雅子、の女優陣も良かった。