日蔭者
劇場公開日:1972年11月21日
解説
鶴田浩二の同名の主題歌をバックに、日蔭に生きる男の仁義と女の夢の葛藤を描く。脚本は棚田吾郎、監督は「博奕打ち外伝」の山下耕作、撮影も同作の古谷伸がそれぞれ担当。
 1972年製作/96分/日本
配給:東映
劇場公開日:1972年11月21日 
あらすじ
日中戦争に召集され、負傷した武州松尾一家の小池鉄太郎は除隊になって帰国した。ところが、親分万蔵は病床にあり、代貸、矢野組々長・久之助が暴力団栗原常松と組んで、農地に軍需工場の建設を目論み農民たちとの間で紛争が起きていた。万蔵の養女雪江の婿・若者頭の伊三郎も、賭場の上りだけでは苦しくなった世帯を維持するため工場の建設に積極的であった。ただ一人、高石組々長周吉だけが、暴力団になり下る結果を危具し反対だった。万蔵は鉄太郎に、この争いを収めるように頼む。数日後、酒に酔った矢野が猟銃の誤発で突然死んだ。実は以前から、栗原と通じ跡目を狙っている伊三郎の若い者武司が、射殺したのである。そして、武司は、かつて雪江が鉄太郎に振られたことを知っており、雪江をそそのかして伊三郎を栗原の方に引き入れようと画策した。鉄太郎は、栗原に工場を移転するように説得するが、栗原は強引に地鎮祭を行おうとした。怒った鉄太郎はダイナマイトを抱えて式典をぶち壊すが、責任を問われた万歳とともに憲兵隊に逮捕される。伊三郎は栗原に詫びを入れ、万蔵と鉄太郎の釈放を懇願する。町の祭礼の日、松尾一家の縄張り内で栗原が無断で賭場を開いた。伊三郎は早速、栗原に抗議をするが、栗原は万蔵の釈放と引き換えだとうそぶく。そして、鉄太郎が賭場に乗りこみ、一味を叩きのめし、テラ銭を奪うと、伊三郎はかえって出過ぎた真似をするな、と鉄太郎に食ってかかった。だが、鉄太郎が指を詰め、万蔵に差し出すと、初めて伊三郎は鉄太郎の誠意を知り、感泣するのだった。やがて、万蔵の病状が悪化。一人介抱する雪江は、伊三郎を跡目にさせようと、出来心から万蔵をフトンで圧死させ、伊三郎を跡目に、というのが遺言であると皆に発表する。伊三郎は鉄太郎に相談を持ちかけるが、その間に、武司が雪江に、万蔵を殺したところを目撃したと、強引に関係を結んでしまった。そして伊三郎は、抱き合っている二人を発見する。栗原組に逃げ込む武司を追って、伊三郎は匕首を抜くが、返り討ちに会ってしまった。雪江も、伊三郎を追って自害して果てた。恋人の芸者小りんの家で知らせを聞いた鉄太郎は一人ドスを抱えて栗原組へと殴り込みをかけた。後からは高石も加勢にと、長脇差を抜いて殴り込んで来るのだった……。

 
   
  
 

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