劇場公開日 1985年12月14日

「元祖ヤンキー映画」ビー・バップ・ハイスクール(1985) 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0元祖ヤンキー映画

2021年6月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

怖い

初鑑賞
リアルタイムの頃は不良が嫌いだった
『ビーバップハイスクール』そのものよりそれらに強く影響を受けた連中が嫌いだった

不良を扱う映画は終戦直後からすでにあっただろうが元祖ヤンキー映画といえば『ビーバップハイスクール』しか思いつかない
『クローズ』の作者も『ろくでなしブルース』の作者も『今日から俺は!!』の作者も強く影響を受けたであろう不良映画の先駆け的存在
ぶっ飛んでいるという点では他のヤンキー映画の上をいく

『セーラー服を脱がさないで』とか吉幾三が歌う『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌はその時代を切り取っている

自分が子供のころ仲村トオルは怖くなかったが清水宏次朗は顔つきがリアルに怖かった

中山美穂がめちゃくちゃかわいい
彼女こそ美少女
しかし当時はショートカットが全く似合わない

小沢仁志の子分に対する鼻血ブーはエグい
クライマックスでの喧嘩で手錠を使ったのは謎

敵対する不良たちが列車から川に飛び込む名シーンは圧巻

エンドロールではなくオープニングロール
なぜ今は前者の方が主流になってしまったのか
前に持ってきたら途中退席をかなり減らせるのに

野川新栄