劇場公開日 1980年3月15日

「必死に生きる事の美しさ、大切な人に誠実に向かい合う尊さ。男同士の友情、信頼関係。」遙かなる山の呼び声 ドラゴンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 必死に生きる事の美しさ、大切な人に誠実に向かい合う尊さ。男同士の友情、信頼関係。

2025年4月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

 尊敬する高倉健さんの貴重な作品を、
丸の内TOEIさんで鑑賞させていただきました。
 美しい四季の移り変わりの映像、洗練された音楽。
 人は時として大切な者の為に、痛みを隠しながら痩せ我慢をして生きている。
 苦しい中で見付ける小さな可能性や幸せ。
 他人に自分の弱さや痛みを正直に伝えることによって生まれるかも知れない新たな信頼関係。
 振り返ると眩しい くらいの美しい日々。
 物語で高倉健さん演じる主人公が最後に牧場を去る時に、倍賞千恵子さん演じる牧場主に挨拶するシーンがあるのですが、「人は人生で こんなに誠実に自分の気持ちを誰かに伝える機会って、何回あるんだろう。」と考えました。
 貴重な作品を再上映してくださった丸の内TOEIさん、50年近く前に この作品の制作に関わられた皆様、素晴らしい作品を有り難うございました。
 この作品との出会いに感謝しています。

ドラゴン
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