劇場公開日 1998年1月24日

「ビートたけしさんは、刑事役が、よく似合います。」HANA-BI ココナッツさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ビートたけしさんは、刑事役が、よく似合います。

2014年2月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

この映画は、夫婦の愛を鮮やかに、又は、残酷に描いた作品です。私が、この映画で、良かったと思った所は、序盤の過去と現在を交えながら、物語を進展していく、演出と、大杉漣さん演じる刑事が、何もかも失い呆然と海を見つめるシーンは、海の壮大さと静粛さの中で、その刑事の悲しさが、よく描かれていく所です。この映画の見所は、何と言っても、ビートたけしさん演じる刑事とその妻との、逃亡を和やかに演出し、最後に、この映画の題名のように散ってしまうまでの物語を美しく、はかなく、描き出していた所だと、私は、思います。寺島進さんと大杉漣さんを初めとする北野武監督作品の常連俳優さん達の演技もよく、中でも、ビートたけしさんの演技が、よく、『その男凶暴につき』での、刑事役での、演技もよく、ビートたけしさんは、ヤクザの役よりも刑事の役のほうが、適役だと私は、思いました。

ココナッツ