花のあすか組!のレビュー・感想・評価
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昨今のコミック実写化よ、恥じる事は無い。下には下があるもんだ!
原作は高口里純の少女コミックの名作。
一匹狼の女子中学生・九楽あすかたちレディースの抗争を描いた“元祖スケバン”。
これを、舞台を近未来にして映画化。
…え?
何故に近未来…?
原作は微塵も知らぬが、それでも本作が珍作である事だけは分かる。
何もかもがチープでダッセー。
近未来の筈なのに、やってる事はただの80年代のTHEスケバン。
…いや、と言うか、バイオレンス・アクション? と言うか、シュール過ぎる作風と世界観。
改変した意味もナシ。何じゃ、こりゃ!?
話も全く以てツマラン。
つみきみほ、武田久美子ら当時人気だった美少女たちを見る分にはいいが…。温いアクション、拙い演技はさておき。
監督はまさかの崔洋一。何を思って作ったのか聞きたいくらい。ただの雇われ新人だったのかな…?
昨今のコミック実写化も設定改変が色々物議になるが、
本作に比べりゃ全然マシ!
これはきっと、ファンからすれば無かった事にしたい黒歴史であろう…。
ちょいとWikipediaで調べてみたら、我らが特撮ファンのヒロイン、三枝未希こと小高恵美主演によるTVドラマがあるらしい。無論、舞台は近未来ではなく。
こっちで見たかったかも!
ローリングストーンの曲を初めて聞いたのがこの映画だった。
公開当時劇場まで行って観た。
原作と同じなのはキャラの名前だけ。つみきみほの見た目と衣装、武器のブラックジャックは原作のあすかに寄せている。
あとは全くの別物。
眠かった
昔見たときはなんてかっこいいバイオレンスアクション映画だとびっくりしたような気がするのだが、改めて見たら、どう見てもつみきみほが小さくて全く強そうにも素早そうにも見えなかった。しかも全体的になぜ争っているのか意味が分からなくてただ無闇に戦っているように感じて途中何度も寝て、その度に止めて戻して見て全部見るのが大変だった。大傑作『犬、走る』の崔監督にもこんな時期があったのかと感慨深いものがあった。
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