「デスゲームの系譜」バトル・ロワイアル marさんの映画レビュー(感想・評価)
デスゲームの系譜
20年ぶりに見たけど、少子化ってなんだっけ?な世界観。
若者というか子どもが殺し合いをするっていうセンセーショナルさで
ネットのなかった当時はカルト的な人気があったと思う。
作品としてはだいぶ舞台劇っぽい演出で
演技なんかもだいぶこう、外に放出するっていうか
若者らしい不器用さと懸命さをよく表現してたと思う。
当然そこに映画的な味付けもされてるわけで
ラストの北野さんの銃のくだりはとても良かったし
引いたり寄ったりの見せ方で、主観と客観をバランスよく構成されてたと思う。
時代が時代だけに「そうはならんだろ」みたいなとこは散見されるものの
これ以後に活躍する役者がたくさん出ていたり
これ以後に量産されていくデスゲームの系譜というか
非日常からくる死生観とか命を燃やすことの熱さとか
争うことや憎み合うことの無意味さとか
人を信じることの難しさと素晴らしさとか
まぁとにかくいろんなメッセージを孕んだ作品だったと思う。
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琥珀糖さんのコメント
2024年6月26日
コメントありがとうございます。
反戦の思想(主張)が込められているのですか?
気がつきませんでした。
25年前はひたすら有害な本(映画)的な捉えられ方を
しましたね。
ゲームにしては妙に生々しくて、学園ものの枠組みの中で、
本来友達である(イジメとかいっぱいの現在ですが、)
幼な顔の中学生が銃を撃って殺し合う。
今は言葉(ネット)で殺し合うのかも知れませんね。