初春狸御殿のレビュー・感想・評価
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こんな映画があるの〜とビックリ、学芸会のようなない内容や舞台セット...
こんな映画があるの〜とビックリ、学芸会のようなない内容や舞台セットはさて置き楽しめた。当時はこれを観てお正月を楽しんだと思うと気持ちがホンワカ。
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若尾文子の狸、かわいい
芝居の合間に歌と踊り、学芸会みたいでちゃちいけど華やかなセット。あまり意味の分からないお色気衣装。インドのマサラ・ムービーのような要素の映画が昔の日本にはあった。しかも大スターが歌い踊る。
ストーリーや芝居そのものは救いがたいほどにベタで、田舎芝居そのもの。あえてこういう映画を撮るには、当時それなりのニーズがあったのだろう。
タイトルからしてお正月映画で、おそらく何本かまとめて上映するものの一つとして、観るほうも制作する側も力を抜ける作品として撮ったのだろう。今の時代だとTVの正月特番に相当するのだから、豪華な顔ぶれだけど、限られた時間でちゃちゃっと撮影した感満載。
でも、当時の観客は若尾の可愛らしさや、雷蔵の優男ぶりに満足しただろう。今の正月のテレビよりはよっぽど楽しめる。
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