「史実とは異なる部分があるので注意」八甲田山 kanzen tyouakuさんの映画レビュー(感想・評価)
史実とは異なる部分があるので注意
映画では5聯隊に対比して31聯隊の福島大尉が美談に描かれているが、実際には道先案内人の村人を自軍の都合で任務解除して全身の凍傷を負わせ帰郷後は人事不詳の体になった人に知らん顔だったとか、その他にも当時のいい加減な調査と「大本営発表」で史実と異なることが各所にある。最近発行された「八甲田山 消された真実」(伊藤薫著 山と渓谷社刊)のなかで遭難した5聯隊の当時伍長であり生存者の一人だった小原忠三郎さんは戦後、従来の書籍や映画では無視され或いは歪曲された内容について多く語っている。
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