「ねェ♥️」麦秋 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ねェ♥️
「おまえ!後で後悔することないな!」
「ありません。ないと思います」
その後
「呑気な子。一人で大きくなったつもりで」
翌日 母親のセリフ
「良いのかね。あたし達が付いてて。なんか、かわいそうな気がして」
そんな。義理の母親に
「そうですね」「 そうですね」と連呼する。違うよ。
「ね❤」でしょ。
「好きなんじゃない。この人なら心から安心出来るって気持ちよ」
「それは、心から好きだって事よ。」
つまり、そう言う事。人生なんて直感だね。デフォルメな人生。
「いいのかね?」って、言うまでもなく、人生終わって見てみないと分からない。
「良かった」と、思った途端お終い。
この映画のテーマは今の事。そう!少子高齢化を見事に言い当てている。それを大いに評価する。サメザメとなく主人公の涙はそっちにあると断言出来る。戦争が終わったのに、大きな家族が「核家族」へと変遷する。神武景気に浮かれ出し、所得倍増とか狂い出す日本。
そんな姿を目の当たりにしながら、麦秋の晩夏つまり実りの時期を迎える。つまり、日本もここまでだと言いたげ。
チョロチョロしているクソガキは正に団塊の世代。
しかし、日本の
ポンポコの森には「団地」と言ったハイカラなコンクリート製の建物が乱立する。全て核家族の為。そして、誰にも面倒を見てもらえない老人が排気ガスの街を徘徊し始める。今や、その団塊の世代もこの世とさようなら。
主人公役の、俳優さんは独身だったそうだ。安易に人生を決めたくなかったんだと感じる。だから、俳優としてのプライドの様なものを感じる。良くも悪くもね。
で、
それが今の俳優は朝ドラの主演をはったくらいで、勘違いする俳優さんが多いと感じる。まぁ、どうでも良いけどね。
追記
所得倍増以外にも、米や麦で実る野を「減反政策」で壊して、建物を建てて行く。おかげで、備蓄米に手を付ける事までする事になる。さぁ、絶滅危惧種ヤマトンチュの未来は!