「アニメーションならではのサイコスリラー」PERFECT BLUE パーフェクトブルー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメーションならではのサイコスリラー
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本作が27年前に制作されていることにまずもって驚愕した。
予告編で完全に騙された。制作者や宣伝にまんまと意図通りに。
殺人犯をミスリードさせる展開、そして驚いた真犯人の存在。
(これは途中でも気づいて良さそうなのに、全然気づかなかった)
脱アイドルの俳優の女性の心傷を描く作品なのかと思いきや、
そうではなく、ストーカーまがいの男性ファンをベタに犯人かと誤認させ、
主人公未麻が多重人格者で実は殺人犯だったと誤認させ、
そして真犯人・・・という、この2回のミスリードは実に巧みだと思った。
それも、虚実入り混じる感じが観客を良い意味で混乱させていくあたりが
アニメーションという表現を使用した価値なのだろう。
いやぁ、でも、これは私としてはどんよりしちゃう作品。
何度も観たいとは思わないけど、いちどは鑑賞しておくべき作品だと思った。
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