「現実と虚構がわからなくなってくる」PERFECT BLUE パーフェクトブルー トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と虚構がわからなくなってくる
クリックして本文を読む
今敏監督作品を今まで見たことがなかったので
4kリマスター版で上映されている今作を観ようと思いました
アイドルグループを卒業して
女優として転身した主人公の周りで
様々な事件が続発をする
R15+作品だが
個人的に一番キツイと思ったのは
カメラマンがめった刺しにされるシーン
本作は現実と虚構(ドラマシーン、幻覚)が
混ざりあっていく感じがして
ストーリーが進むごとに
どこまで本物でどこまで虚構がわからなくなってくる
ラストシーンも本当かどうか信じられなくなってしまう
アイドルオタクが
過激なストーカー化しているのは
90年代のオタクのイメージがこんなんなのかな?
雑誌の買い占めはネット時代の現在にはできないことだよな
「もう一人の未麻」の正体は
マネージャーが成りすましているようだが
見た目が違うので幻覚かどうかもわからない
この作品では
ファンもマネージャーも本人も
「アイドル」という虚構を
芸能の仕事で全うできなかったので
幻覚を見たり、凶行に走ったりするようになったのかもしれない
コメントする