昇り竜やわ肌開帳

劇場公開日

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解説

「残酷おんな私刑」の山崎巌が脚本を書き、石井輝男門下の葛生雅美の監督昇進第一作の女仁侠もの。撮影は「愛するあした」の北泉成が担当。

1969年製作/85分/日本
配給:日活

ストーリー

関東桜一家は、浅草の高市の権利を持つテキヤだったが、二代目桜勝美が仕切るようになってから、黒沼組に妨害され、いざこざが絶えなかった。ある日勝美は、流れ者哲次郎から、許婚の富次が哲次郎の身代りになって死んだと開いて愕然とした。哲次郎は、勝美に詑び、助っ人を買って出たが、勝美は受け入れなかった。やがて高市の一番手が高崎で開かれることになり、上州屋に場割りを貰いに行った勝美は、代貸風巻から、高市の権利を俵屋に、博奕のかたに奪われそうだと聞いた。俵屋は流れ者の博奕打ちを雇って上州屋をだまし、その仲裁役を女郎屋、田丸に依頼していた。俵屋は裏で田丸に、満州へ売る女を世話しているという。それを知った勝美は芸者になりすまし、田丸と俵屋の室にまんまと乗込んだ。そこには、五人の娘たちが捕われていた。そして、上州屋から巻きあげた博奕打ちが俵屋と兄弟の盃を交した哲次郎であることを知り、勝美は唖然とした。田丸は美人の勝美に惚れ込み、言い寄ってきたが、哲次郎の助けで難を逃れた。そしてひょんな事から勝美の肌の昇り竜の刺青を見た、田丸のお抱え彫師、彫辰は、それが師匠彫留の作と知り、勝美の身分を知って、彼女を助けた。勝美は彫辰のノミを武器に女たちを逃がし、俵屋をおどかして、上州屋の権利を取り戻した。高市が終った時、黒沼が間に入り、俵屋と上州屋の手打ちが行なわれ、俵屋は盛大な花会をもうけた。宴もたげなわの時、哲次郎が勝美にサシの勝負を申し入れ、勝美は負けが込み始めた。最後に、哲次郎は、俵屋の縄張を賭け、勝美に桜一家の縄張を張らせたが、わざと勝美に負け、旅に出た。哲次郎は借を返したのだった。勝美はそんな哲次郎に心をひかれた。その晩、勝美は俵屋の闇討ちにあったが彫辰の助けで難をのがれ、俵屋は彫辰の手で殺された。一方、旅先で、俵屋殺しを知った哲次郎が浅草にやって来て、黒沼に加勢し、桜一家に果し状をつきつけてきた。勝美は亡き父と許婚富次に、自分の力のなさを詫び、自分の位牌を胸に、捨身の勝負に向かっていった。

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