劇場公開日 2025年8月1日

野火(1959)のレビュー・感想・評価

全24件中、21~24件目を表示

3.5サバイバル

2017年7月20日
PCから投稿

生死がかかっている状況では味方も信用できない
そういう極限の中でどれだけ理性を保っていられるか、という内容。

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もりり

4.0素晴らしい主題だが何かと古い

2016年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

難しい

総合75点 ( ストーリー:90点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )

 太平洋の島々での日本兵の戦死原因の大半は、戦闘で撃たれたり爆撃されたりしたのではなく飢餓と病気だという。補給線を軽視して無理な戦闘計画を立案した結果、戦う前から負けは決まっていたようなものだった。
 そして戦線に駆り出された兵士は、その容赦ない残酷な現実と直面する。その中で生き残るということは、今まで生きてきた常識と世界観が崩落するということである。敵と戦う前に、まず飢えと病気と闘わなければ生きられない。そのために出来ることはするが、それは過去の生活と決別し異常な世界に生きることである。
 このような話は本ではよく読んだし、『ゆきゆきて、神軍』でも同様の話が出てきた。兵士の経験した壮絶な日常を改めて映像化して見せられ、それが心に刺さる。素晴らしい主題をもった内容の作品だった。

 残念ながら古い作品であり、その古さゆえに映像と演出には不満が残る。現在の技術と演出で再映画化すれば、随分と出来が良くなるのではないか。幸いなことに昨年に再映画化されているようなので、機会を見つけて観てみたい。

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Cape God

4.0近い過去

2015年11月22日
iPhoneアプリから投稿

NHK BSで視聴。塚本版は未だ見ていない。この映画の公開は1959年でレイテ戦は1945年。今でいえば2001年のことを描いている訳で、歴史というには近い過去。この時代にこの映画を見ていた人にとっては、切り離せない生々しい原罪を見せられたことになる。そう考えると、その時の人の戦争に対する位置づけを意識してしまう。5年後に東京オリンピックというのは今と同じ。どのような気持ちで過去を捉えて、オリンピックに向かったのか。そのような時の距離感を感じながら見た一本だった。

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Kj

4.5誰が誰かわからないけど

2015年7月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

難しい

まず迫力がありました。船越英二さんは言われないとわかりませんしミッキーカーチスさんと間違えてしまうくらいです。餓えとの戦いでほとんどが船越英二さんの一人芝居になりますね、後半は仲間同士の心理戦ですね、そしてそのなかで主人公が取った行動は・・・って感じです。

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ジョバンニ