「生の渇望と絶対的孤独」野火(1959) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
生の渇望と絶対的孤独
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AmazonPrimeVideo(シネマコレクション by KADOKAWA)で鑑賞。
原作は未読。
筆舌に尽くしがたい生き地獄を淡々と描写していく。極限に追い込まれた人間の生の渇望と絶対的な孤独をこれでもかと見せつける。戦争は人間性を破壊する。なんて悲惨なのか。
身も心もボロボロで戦場を彷徨い、カニバリズムをすんでのところで、豆粒ほどに残った倫理観を振り絞って忌避する田村を体現した、船越英二氏の鬼気迫る演技に圧倒された。
※修正(2025/07/27)
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