「生の渇望と絶対的孤独」野火(1959) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
生の渇望と絶対的孤独
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AmazonPrimeVideo(シネマコレクション by KADOKAWA)で鑑賞。
原作は未読です。
筆舌に尽くしがたい生地獄を淡々と描写していました。極限に追い込まれた人間の生の渇望と絶対的な孤独をこれでもかと見せつける。人間性を失わせる戦争。なんて悲惨なのか。
ボロボロになって戦場を彷徨し、カニバリズムをすんでのところで豆粒ほどに残った倫理観において忌避する田村を体現した船越英二の、鬼気迫る演技に圧倒されました。
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