「可愛そうな話、 泣ける」野菊の墓 KEOさんの映画レビュー(感想・評価)
可愛そうな話、 泣ける
・現在の感覚で観てしまうので、可愛そうで泣ける
・ただ、明治時代なら、好きでない人と結婚する話は、
男女が100人いたら、30~60人はいたかも知れない
→ 結婚には家長の許可が必要だったし
→ 「好きな人と結婚する」の考えは、少数だった
→ 資産家なら、2男でも、末女でもダメだった気がする
→ なので、現在の感覚なら政夫の母:きく、の考え方は
「鬼婆」の評価となるが、当時は普通だった気がする
・なお、財産が少ない庶民は、長男以外ならある程度、恋愛結婚はいた気がする
・それと、現在でも、子供を宿してたら、相手の了解がない場合、
そのまま、黙って嫁いだらダメだろう
この下からは、誉める部分
・この映画(物語)は、骨格が良い
→ 特に民子の最期の部分
→ 死ぬときに、貰った手紙を大事に持ってたとは、
男にとって、この上ない、無上の光栄だな
→ この部分は泣ける
→ 「主役や助演の演技が下手」など無視して可
・骨格が良いので、映画やドラマが何度も作られる、及び、似た物語が作られる
→ 武者小路実篤の「愛と死:1939年発表」や、
大江賢次の「絶唱:1958年発表」は、少し似てるもんな
・私にとって、泣ける、良い映画でした
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