「続編があってほしかった真田さんのハマり役」眠らない街・新宿鮫 osincoさんの映画レビュー(感想・評価)
続編があってほしかった真田さんのハマり役
1993年と約30年前の作品ですが、ふと話題に上り視聴。豪華キャストの若い頃の姿が見られるのも、過去作の魅力。
さすが真田さん、ひたすらカッコいいですし、どセクシー。アクションができて、顔も美しくて、憂いをまとった色気もあって、貴重な役者さんだと思います。
個人的には、アクションもがんがんやるような、今回のような作品がお似合いだと思ってるのですが、ご本人はどうなんだろうなぁ。和装のもいいし、コメディも結構出てるんですよね。キャパ広い(笑)
ハリウッドでご活躍ですが、ご自身の願う役者になられてるといいなぁ〜
1人のシーンめちゃくちゃ多かったですし、舞台が新宿だったり、体力使いまくったり、撮影もいろいろ大変だったんじゃないでしょうか。
それでも、サラッとこなしてて、身のこなしが美しい。
奥田瑛二さんとの絡みのシーンは、2人ともすごいです。たぶんここまでのシーンは現代だと撮れなそうだし、誰か出来るかしら…山田孝之さんあたりならやってくれるのかしら。
最強ぶりを見せていた鮫島が、木津の変態拷問によって弱さを見せて屈してしまう。鮫島の痛み、恐怖、屈辱入り混じった表情に、なんだか虐めたくなる気持ちがわかるような…。他の方のレビューにもあった、まさに艶演。
ハッテン場のサウナのシーンも、実際だったら完全にモテますよね、あんな人いたら。
指示ないのに犯人の部屋の鍵渡すとか、中に入り込んで勝手に素手で捜索とか、今の警察ならしないようなシーンもありますが、現代っていろいろ制限ありすぎて、作品の面白さも半減させてるところがある気がします。
ラストシーンから続編がありそうだったのに、作られなかったんですね。ドラマ版は舘ひろしさんだったみたいですが、真田さんのハマりぶりが素晴らしすぎて…
田中美奈子さんがワンレンボディコンじゃない!と思ったら、ロックボーカル役とても似合ってました。鮫島と心が近付いて行くのもベタといえばベタなのかもしれませんが、嫌いじゃない(笑)なんなら羨ましいくらいで。
浅野忠信さんが22歳役で、松尾貴史さんが30歳くらいの役、、うーむ、若い。余貴美子さんもおキレイだなぁ。
大杉漣さんと今井雅之さんはプライベートでお見かけしたことがあったので、共演してたことが嬉しかったです。今は亡き室田さんも素敵でしたし、斉藤洋介さんは切り付ける警官という大事なポジションでした。映像として残るってやっぱりいいですね。