ねじ式のレビュー・感想・評価
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粗悪なB級ポルノ
映像化する旨味があまりにもない気がする。
しかし石井輝男のキャリアを鑑みると迂闊にストレートな罵詈雑言が吐ち散らせないのがもどかしい。セリフを原作からほとんど変更しなかったことや、敢えてチープな撮影技法を多用していることにも何か意図があったのではないかと勘繰ってしまう。
おそらくそういった見る側のメタ的事情も織り込んだうえで撮られた単なる悪趣味映画といったところなのだろうけれど、そういうのってズルいからどちらにせよあまり好きになれない。
私が原作未読であったならばより平坦に、「粗悪なB級ポルノ」という所感くらいしか抱くことができなかったと思う。
『もっきり屋の少女』に関しては原作のバランス感覚のよさを改めて思い知らされた。これは水木しげる風に人物造形が戯画化されていればこそかろうじて文芸として成立するものであって、それを実際の人間に演じさせるとかくも不愉快で平板な児童ポルノに落ちぶれてしまうのだな、と。
完全なアート作品と見れば
いいのでしょうか。。私にはアートとは無縁なので理解できず。。前半は良かったけどどんどんオカルトちっくになっていった‥オープニングのインパクトがラストに繋がっていった。学生が文化祭のために撮ったみたいな感じ。
嫌じゃないんですがこの古い、嫌悪感。
もう始まりから気持ち悪くてしんどかったです。
子供の頃、ゆめ感じたことのあるヤーーな感覚…
私だけでしょうか。
昭和風のフィルム、アフレコ。
終盤の例のシーン・・・・・
こんなに気持ち悪さを映像化できるものなのですね。
寺山修司を彷彿しました。
さすがにあの婦人科シーンは笑う。
心が健康な時に改めて、誰かと観たいところです・・・・・。笑
疎外感は消えるか
60年代の漫画が原作の本作では疎外感が色濃い。主人公は、世間、恋人や母にまで距離を感じる。考える事はないと述べ、疎外感には実態がないとするが、帰路につけず、解決は人工物によるとしている。疎外感とは、最近、余り言われなくなった。疎外感は孤独から生じ、孤独はSNS等で解消されつつある。だが、思っていた自分と違うと自分からの疎外感がある。
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