劇場公開日 1980年11月15日

「ガチ師弟対決。 気合が入ったアクションをご覧ください。」忍者武芸帖 百地三太夫 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ガチ師弟対決。 気合が入ったアクションをご覧ください。

2022年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

真田さんの初主演映画。
子役は大成しないっていうけれど、真田さんを観るとそれは事実じゃない。
他にも、神木さんや吉岡さんとか、大成している子役出身者は他にもいるけどね。

80年代に一人の役者を売り出すって、こういうこともやらなくちゃいけなかったんだと感慨深い。
予告からして、「ニュースター」を強調。今の宣伝と違う。
 歌って、踊って、演技して、笑いもとってと、マルチプレーヤー。
 しかも全部直球勝負・全力投球。
 それをウザいと思うのか初々しいと思うのか。
  1本の映画の中で全部やらなくてもいいじゃないかと思うが、この時代はこういうものだったのだろう。
 志穂美さんも何故中国娘?くのいちでいいじゃなか。
 ジャッキー・チェン氏の旋風に乗ろうとしたのか?ジャッキー・チェン氏風のカンフーアクション?と言うのもあるし。
 おかげで、映画は変なことになっている。

それでも、真田さんをはじめとするJACのアクションはすごい。
千葉さんが、考え、実行できる限りのものを全部詰め込んだかな?と、思ってしまう。
それだけでも見もの。

しかも、脇には、時代劇で格好よくビシッと決めて下さる方が揃っている。
これだけでも絵になるのになあ。
盛り込みすぎていると思う。

公開時の収益は赤字だったとか。
 映画自体が、百貨店状態になっていて、評価する人によって評が別れると思うけれど、
 それより、Wikiで読んだ公開の仕方に問題あり。
 『さらば、わが友 実録大物死刑囚たち』と二本立て。ニューフェイスをどう売り出したかったんだか。映画等では、真田さんのさわやかさ・真摯な面をアピールしているのに、混乱する。誰が見に行くのだろう?
 その後の、ジャッキー・チェン氏の『龍拳』との二本立ては、ファンの心をつかんでいるけれど、『忍者武芸帳百地三太夫』にも、ジャッキー氏のカンフーに似た場面あるから、二番煎じに見えて勿体ない。

とみいじょん