人間の証明のレビュー・感想・評価
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0142 母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね?ハナ肇が言うな!館内爆笑
1977年公開
10月は獄門島と八つ墓村と本作がせめぎあいました。
製作角川映画 実製作東映 劇場東宝と
業界スタンダード組み合わせから相当逸脱。
しかし中身スカスカの角川映画はここからスタート。
松田優作の存在感だけで持っているようなもの。
まあ大都会パート2の欠席が増えたのは困りました。
ハーレムロケで3億円投資。
結構話題に。
角川大好きジョージケネディも出演。
大野雄二作曲主題歌はスタンダードに。
ワタシもカラオケレパートリーに。
宣伝に乗せられて森村誠一の文庫本ほとんど
揃えてしまった。
角川春樹商売上手。
50点
初鑑賞 1977年10月30日 北野劇場
パンフ購入
佐藤純彌は下手くそ
折角「犬神家の一族」で幸先いいスタートを切った角川映画も、提携先を東宝から東映に変えてからおかしくなった。
この映画の失敗は佐藤純彌に監督を任せてたのが最大の原因。
角川春樹氏もこの監督に何を期待して任せたのかな?
角川映画を大味で中身のない大作映画のイメージを作ったのも佐藤純彌だと思う。
それは次作「野生の証明」で確定します。
で、「人間の証明」ですが良いのは主題歌だけです。
これだけの俳優が出ていながら、誰にも見せ場がなく、誰にも感情移入できない。
色々な人間模様が交差してるように見えて、全てが中途半端。
長門裕之、范文雀の話は要る?全カットでいいでしょ。三船、岩城の描き方も中途半端。
松田優作も日本とNYで髪型違うし。。。
全てがそんな感じで、これを名作とか言ってる人は普段どんな映画見てるのかな?
豪華キャストで見応えはあった
有名な台詞とその歌は聞いたことがありましたが、話の内容は知らないで観ました。映画が公開された当時は見てから読むか、読んでから見るかというキャッチコピーが流行ったそうですが、原作が違う内容なら読んでみたいと思いました。
三船敏郎の存在感がすごい。次いつ出てくるかな?とワクワクしました。
マザー
2時間サスペンスみたいな内容でラストは崖!無理めなとんでも推理でさくさく捜査は進む。キスミーから霧積は難しすぎるだろ。
嵐の夜のママのとんでも理論で息子はニューヨークへ。あんなベタな演出なかなかない。
全体的に景気いいな〜。ちょい役もいちいち豪華。福島の漁村にいる西川峰子。スタイル良すぎる。上州で旅館を手伝う竹下景子。飲み屋に入ってくる御前様と蛾次郎。これがオールスターキャストってやつか〜。漁村のばあさんの東北弁が上手。
ニューオータニ全面協力!NYロケ!NYでカーチェイス!これがやりたかったんだろな。せこせこしてなくてうらやましい。元気に生きて行こうと思った。
憎むべきアメリカを殺せず、間接的にしか復讐できないのが哀しい。西条八十って戦争協力者だったよね。
ハナ肇もNYに行って欲しかった。捜査の人手も潤沢。
岩城滉一演ずるバカ息子が50万せびっといて理由きくなって逆ギレする。働け。
ジョニーと轢かれた女性がかわいそう…。ニューヨークで出生届出したんなら、日本から出国するジョニーのパスポートはどうしたんだろうか。
いろいろとツッコミどころも多く、わいわいみたら楽しそうだ。
ファッションショーのシーンがムダに長い。アフリカのカルチャーと思しきデザインとアメリカ黒人のカルチャーが混同しているが、当時としてはがんばったのではとも思う。
懐かしく豪華な俳優陣
久しぶりに観たが、豪華な俳優陣でしたね。
背が高い松田優作はアメリカ人相手でも堂々とした演技でした。この映画でアメリカへの進出を考えるようになったのではと勝手に推測しました。
公開当時は小学生でしたが、まだまだ戦後を引きずってた時期。こういった悲しい話のドラマも多かったと記憶してます。今はそんな戦後の痕跡は全くなくなってしまったけど。
生きることに精一杯で善悪などは二の次だった時代。
戦争は悲劇しか生まない。
まずね。序盤の
ダンスシーン、尺とりすぎ。
いや今言わんでええやろ( -᷄ _ -᷅ )💭馬鹿か!😡💢待てや授賞式終わるまで!言い方もなおせ!
人間が死にすぎる、マヒしてもうて人間の死に対する衝撃が下がる💥
砂の器の雰囲気あるよね
人間は感情で行動するという証明(勿論半分は本能がベースだが)
何故か心に残る映画
今見るとツッコミどころが満載だけど
何故か心に残る映画
森村誠一が亡くなったということで
また観てしまった。
松田優作の演技もイマイチだし
カーアクションもちゃっちー
ただ、出演者だけは
おーと唸るような人ばかり
三船敏郎、鶴田浩二、ハナ肇
まだ青臭さ満載の岩城滉一
坂口良子や竹下景子も
70年代のニューヨークの雰囲気も興味深い
名作なのかな〜
もはやこれ、レビューじゃないよ!
この映画ね、本当に内容についてはほとんど忘れちゃってるの。
でもね、エンディングテーマソング(ママぁ~♪ドゥユゥリメンバぁ~♪ですよね。)と
「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」の詩と「読んでから観るか、観てから読むか」のキャッチコピーだけは鮮烈すぎるほど覚えてるの。
やっぱり映画って音楽とキャッチコピーが大事。
これね、当時土曜日の深夜に笑福亭鶴光さんのオールナイトニッポンで、くどいほどラジオCMが流れていたの。
アホ童貞ピーク真っ盛りの厨二病じゃないですか。
夜中に親に隠れて、けっこう仮面なんて読みながらラジオ聴いてたの。
もちろん勉強なんてやらずに。
で、代わりに何やってたのかは、ご想像にお任せしますね。
マジで詮索しないの!想像してほしくないの!←なら書くなよ!
なのでね、あのテーマソング聴くたびに条件反射で勃起不可避なのね。←だから!
当時から性的な性癖はかなりこじらせてたのよね(笑)
で、レビューや如何に?
まだジーパン刑事のイメージが強烈な松田優作さんが、アクションを抑えた静かな演技のキャスティングだったことに、少々不満を感じていたの、正直。
でもね、あれはあれで楽しかった、厨二時代をありありと思い出せるラジオCMのインパクトめっちゃ大なの。なのでこの採点にしました。
くらいかなぁ…書くことは。
ストウハ!
『犬神家の一族』に次ぐ角川春樹事務所製作第2弾作品。森村誠一氏がホテルマンとして角川春樹が復員兵としてカメオ出演していることや、「観てから読むか、読んでから観るか」のキャッチコピーが評判となった。読んでから観たのは失敗だったかも・・・
森村誠一作品を初めて読んだのもこの小説。八杉恭子の過去と2人の息子。隠したいあまりに肉親(映画では岡田茉莉子が麦わら帽子と表現してた)を失ってしまうこと。さらには息子(岩城滉一)が交通事故で人を殺してしまった罪。犯人側の切ない人間関係もさることながら、棟居(松田優作)と父親が進駐軍に弄り殺されてしまった事実に絡む輻輳する人間関係。八杉恭子もジョニー・ヘイワードの父もケン・シュフタンもその現場にいたのだ。
戦争を憎む佐藤純彌監督らしく、進駐軍による暴行のフラッシュバックが何度も繰り返される。公開されて30年経っても思い出してしまうほど効果的に使われていた。そして、棟居がケンを撃とうとするシーン。あとは長門裕之の情けない顔・・・
久しぶりに観て改めて考えてみると、“人間の証明”とは誰の人間性を証明しようとしていたのか・・・なぜだか八杉恭子や息子そしてケンだけではないような気がしてならない。特にデザイン大賞授賞式で客が拍手喝采するなど、悲しいことなのだから静かに見守るべきだろうなどと細かなところまでチェックしてしまった・・・
公開当時映画館でも鑑賞
批評は気持ちがいいけれど
え、この映画なんでこんな評価低いの??
『新幹線大爆破』と監督が同じ
という情報につられ観てみました
全体としては確かに色々なところに話を広げて
わかりにくくなっているという印象は受けます
それから、荒い部分も
揚げ足取ればいくらでも出ます
でも、むちゃむちゃ面白いです
それは、この映画には「これが表現したい!」
という切実な思いがあるからだと私は思いました
今の時代には絶対生まれ出ない作品です
レビューはあまり高くないですが
批判は気持ちがいいものです
観るかどうか迷ってる方がいたら
ネットの情報なんか当てにせず
自分の目で確かめてみてほしいです
『犬神家の一族』で好スタートを切ったと思ったら早速馬脚を顕してしまった愚作。「角川映画ダメの証明」になってしまった。
①当時の宣伝作戦は凄かった。毎日のようにTVでは予告編が流れ、主題歌がかかり、その挙げ句に映画を観たら「こんなもん?」という出来だった。原作も長い上にモッサリしてて感心するほどでもなかったし。同時期に製作された高峰三枝子主演のTVドラマ版が一番良くできていて面白かった。②
角川映画の特徴を良く示している作品
角川映画というジャンルがかって日本映画にはあったという見本的な作品です
斜陽で貧乏臭い映画しか作れなくなった日本映画界に洋画並みの予算とスケールで映画を撮るための為のビジネスの枠組を作ったところが大きなポイントだと思います
本作はその特徴がよく出ている作品です
海外ロケシーンを多用して、しかも現地の有名俳優を起用して、単なる風景程度をちらりと挿入する程度のそれまでの日本映画とは一線を画しています
またセットも豪華で大掛かりな撮影も取り入れるのも特徴です
本作でもNYシーンは付け足しではなく、松田優作が現地で芝居をしてカーアクションまで派手に撮っています
ニューオータニでのファッションショーのシーンも山本寛斎の手になるものでクオリティはえらく高いものに仕上がっています
大野雄二の40年経とうとも全く古びる事のない音楽
ジョー山中の素晴らしい歌唱の主題歌
そして存在感のある見事な演技
松田優作も名演とは言えないものの、非凡なる存在感は特にNYシーンで顕著に発揮されています
岩城滉一が、NYの風景に浮き上がっているに対して松田優作は溶け込んで違和感が無いのです
角川映画が日本映画の再興に貢献したのは間違いないことだと、これらのことからも頷けます
しかし本作は全体として観ると、映画としては少々粗削りだというのが残念なところです
松山善三というあの人間の條件の脚本を書いたような巨匠が何故にこのような詰めの甘い脚本で良しとしたのか不思議でなりません
本作の脚本は公募で競われたそうですから、あまり練ることも出来なかったのかも知れません
このような洋画と日本映画の格差をなくし、舞台も世界に広く求めるスケールの大きな映画
そして日本の優れた俳優が海外に活躍の場を設けるべきであったと思います
40年前、バブルの10年も前にこの課題に真剣に取り組んだという意味では革新的であったと思います
その道を本作は切り拓いたともいえると思います
ただ、もっと後に続くべきであったと思います
今見ると、戦争を絡めてるのが特殊なくらいでストーリー的には二時間ド...
今見ると、戦争を絡めてるのが特殊なくらいでストーリー的には二時間ドラマでよくあるような内容だし無理があるところも多いんだけど、とにかくスケールの大きさと雰囲気で強引に魅せてくる。良くも悪くも典型的な角川映画という感じ。
懐かしの角川映画。まだ若き松田優作が終始ジャイアントロボのように固...
懐かしの角川映画。まだ若き松田優作が終始ジャイアントロボのように固まったしかめ面で怪演。森村誠一の世界観って好きじゃないんだけど、映画としてはマアマア。
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