「傑作と名高いアメリカ映画」アメリカン・ビューティー みなさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作と名高いアメリカ映画
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普遍的ではあるのだが、製作から20年近く経とうとしている今観ると少しずつ違和感が。
アンジェラが「今回が初めて」と言ったのは、それまでの積み重ねから見ても嘘としか思えなかったし(逆に私がそれまでのアンジェラの言動を信じすぎてしまっていたのか?)、そのためにレスターが一瞬で正気に戻る描写もついて行かれなかった。
また、フランクがレスターをゲイだと勘違いしていく行程はとてもユニークでコミカルだったが、その結末としてどうしてキスをしてしまったのか、どうして己を解放してしまったのか、その伏線回収が私にはもう少し必要だった。この点は、当時のアメリカ社会への皮肉のようなものも含んでいるのかもしれない。
登場人物は魅力的且つユニークで皆少しずつ"変"なところが個人的には好みだった。
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