日本海大海戦のレビュー・感想・評価
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皇国ノ荒廃此ノ一戦ニ有リ!
東宝"8.15"シリーズ第3作。
マガジンの付録DVDで鑑賞。
日露戦争開戦から旅順港閉塞作戦、旅順要塞攻撃、バルチック艦隊撃破までを、壮大なスケールで俯瞰した戦記大作。
キャストも豪華な顔触れで、まさにオールスター。東宝特撮でお馴染みの顔触れも大挙出演していたので楽しめました。
特筆すべきは、特撮の神様・円谷英二特技監督が最後に担当した特撮映画であると云う点でしょう。円谷特技監督が考案した「寒天の海」をはじめ、巨大でリアルな模型を使った連合艦隊とバルチック艦隊の大海戦など、その演出手腕が十二分に発揮されていて、どのシーンも息を呑む迫力でした。
※鑑賞記録
2014/12/28:マガジンの付録DVD
2020/08/10:WOWOWシネマ
2022/12/11:マガジンの付録DVD
※修正(2022/12/11)
「日本海大海戦」を観て・・
何故、日露戦争が勃発して日本が勝利したのかがこの映画でよく分かる。日本と国交を断絶したロシア。満州にそのまま居座ってしまった。明治天皇を中心とした御前会議でロシアへの軍事行動の開始を決断した。映画では海軍大将の東郷平八郎と陸軍大将の乃木希典の苦悩と葛藤が観る者の胸に迫る。なかなか旅順攻略が出来なかった日本軍。陸軍は多くの犠牲者を出してしまった。結果的に陸軍は旅順の二〇三高地を陥落させ、海軍はバルト海を出発したバルチック艦隊の対馬海峡の通過を総力戦で迎え撃つことになる。戦艦「三笠」の東郷司令長官は「トーゴー・ターン」の戦術を駆使した艦隊攻撃でバルチック艦隊の戦艦6隻を撃沈させて完勝した。この日本海大海戦を円谷特技監督の模型ワークで見事に再現している・・1969年の作品。三船敏郎が主演の戦争映画の名作。
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