劇場公開日 1980年8月2日

「無駄に映画の記憶を上書きしてしまった気分だけれど」二百三高地 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 無駄に映画の記憶を上書きしてしまった気分だけれど

2025年7月16日
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鑑賞方法:映画館

この映画、若い時にビデオで観て、凄く面白かった記憶があって楽しみにしていました。
でも、記憶していたほどは面白くはなくて、新たな感慨はなかったです。

仲代達矢さんは乃木希典に合ってはいるけれど、脚本が凡庸なのかなー。
丹波哲郎さんは、若い時の良さも勢いも失われていがて、役ではなく演技での傲慢さが鼻についてしまった。

夏目雅子さんは美しくて良かった。あおい輝彦さんとの悲恋が泣かせる。

新沼謙治さん、徴兵されたボンクラな豆腐屋の店員。割りと美味しい役で、数少ない生還者として、エンディングでセリフ無しの後日談が描かれている。

何か無駄に映画の記憶を上書きしてしまった気分だけれど、それもまた映画鑑賞の醍醐味。

ねこたま
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