「『貧乏人は麦を食え』と平然と吐いた内閣総理大臣もいた。」日本一の色男 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『貧乏人は麦を食え』と平然と吐いた内閣総理大臣もいた。
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『モーレツ社員』と言って、みんな働いていた。この時期から、『年功序列』や『徒弟制度』と言った旧態依然の雇用形態が崩れ始める。地道に積み重ねる努力が報われなくなる。所謂、アメリカの雇用形態(ヨーロッパには徒弟制度は今でもあると聞く)が日本の資本主義に採用され始める。実力主義と言って、良い事でもあろうが、一獲千金と言った考えと合体して、努力や学習を省いた金満な考え方に変化し始める。アメリカで言う『アメリカンドリーム』と言う奴だ。この映画はそれをアイロニーとして、表現していると思う。
結果論として実に共感出来る内容である。
飽食、金満、短絡的道徳観 全てが醜くて描いている。
『貧困なんてなんのその』で『日本の狂乱経済』は人権を無視して暴れまくる。
この頃は
全体的には虚偽であっても、幸せだったのかもしれない。
『貧乏人は麦を食え』と平然と吐いた内閣総理大臣もいた。彼らは淘汰されているのだろうか?
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