「骨まで愛して」肉弾(1968) 西から昇ったお日様はさんの映画レビュー(感想・評価)
骨まで愛して
究極の反戦映画、或いは其れ以上の人間社会の本質を残酷なまでに描いた作品でして唯一無二のものであります。
戦時体験者の方々なら此の作品はとてもとてもリアルな筈です。
軽々に反戦映画とは言い切れず、それ以上の何かが漂っている衝撃作でして、
若き日の大谷直子が光り輝いていて瑞々しく、主人公も若く、其れらがいっそう心のしこりとして残ります。
此の作品も名作プラトーンの様に終始心霊写真を見ているかのような世界観です。
コメントする
西から昇ったお日様はさんのコメント
2025年9月25日
ピアノとピッチカートの演奏で奏でられ、その後トランペットの音色は強烈でして※なっ、なんだこのやる気のなさは(;^_^A
ここで殆どの方々は観る気も失せます。
大谷直子の美しさも”あいつ”の存在すらまるで家畜の如し、なんて軽い命。人の命の価値ってその程度なんだ(;^_^A
でも之こそが此の作品のテーマ。
どの様に解釈しても唯一無二の名作。
Mさんのコメント
2025年9月19日
大谷直子さんの美しさが心に残ります。
劇場で、エンドロールの間ずっと、「タンタタタタタタターン↓ タンタタタタタタターン↑ タンタタタタタタターン↓ タンタタタタタタターン↓」というリズムにあわせて足踏みをしてました。あのリズムが忘れられませんでした。(というか、今も頭の中で鳴っています)
Mさんのコメント
2025年9月19日
肉弾への高評価とあたたかな視点のレビュー。ありがとうございました!
この映画は、私にとって唯一無二の映画で、(私には本来関係ないのに)、高い評価をつけてくださる方がいると、嬉しくてたまらなくなります。
本当にありがとうございました。