「加賀まりこ」泥の河 せいちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
加賀まりこ
クリックして本文を読む
宮本輝の小説は昔読み漁った記憶がある
泥の河も読んだような気もするが、全く覚えていない
出だしの芦屋雁之助が牛車に轢かれて死ぬ件など、何か思い出せそうなのに全く引っかかる物はない
子役の演技も、最初はぎこちない感じでしっくりこなかったが、次第にその控えめな演出の中に引き込まれて、子役を可愛いと感じる自分が芽生えてきた。
娼婦の加賀まりこと子役が対面するシーン、実にゾクゾクした。正面から加賀まりこがアップになると、その美しさに息を呑んだ。
ラスト、蟹を燃やすシーン。ここでこの本を買って読んだことを思い出した。蟹が喘ぐ姿、加賀まりこ、子役を窓から涙ながらに見送る少年の姿が、み終わった後も繰り返し頭に浮かんでくる。
コメントする