劇場公開日 1976年8月7日

「【”トラック野郎たちの心意気”前半は、エッチ、下ネタシーンオンパレードであるが、後半は爆走する桃次郎を助けるトラック野郎たちの姿が、ナカナカな作品。】」トラック野郎 望郷一番星 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”トラック野郎たちの心意気”前半は、エッチ、下ネタシーンオンパレードであるが、後半は爆走する桃次郎を助けるトラック野郎たちの姿が、ナカナカな作品。】

2024年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

幸せ

■北海道に向かうフェリーで出会った牧場の娘・亜希子(島田陽子)にマタマタ一目惚れした桃次郎(菅原文太)。
 釧路の港で女、おリョウ(土田早苗)絡みでもめたライバルトラッカー「カムチャッカ」(梅宮辰夫)に勝負を挑まれる。
 更には、亜希子の牧場で仔馬の世話をした桃次郎だが、感謝されども結局は失恋する。
 そして、ジョナサン(愛川欽也)は、400万を持ち逃げされるが、桃次郎は大量の魚を札幌の卸市場に届ける事で補填しようとする。

◆感想

・今作では、製作陣の”何が何でも客を入れる!”という思いがビシバシ伝わって来るかのように、ハイセイコーは出演するは、都はるみも出演するは、ビッグゲストがドンドン出る。

・そして、桃次郎のライバルとして、梅宮達夫もジャジャーンと登場するのである。

・その分、ストーリー展開が粗い気がするが、当時はそんなものだったのかな。

<けれども、ラストの桃次郎がジョナサンにために、トラックを爆走させるシーン、特につり橋を渡るシーンや、タイヤをバーストさせないように、トラック野郎たちが道路に水を撒くシーンは熱いのである。
 今や、今作の主要キャストはほぼ亡くなってしまったが、彼らの遺した熱い映画は、残るのである。映画って良いなあ。>

NOBU