劇場公開日 2000年3月4日

「ドラえもん生誕30周年記念作品」映画ドラえもん のび太の太陽王伝説 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ドラえもん生誕30周年記念作品

2018年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 王子ティオは、魔女レディナによって呪いをかけられた女王を救おうとしていたのだ。中盤は中だるみで、後半は王宮戦士の娘ククが魔女にさらわれてしまい、それを助けに行くというストーリー。王子が日本を探検することが何か重要ポイントになるかと思いきや、活かされていたのは「白雪姫」の内容だけ。

 サカディーというサッカーに似た競技についても唐突だったし、のび太が何度も言う「1+1は1より小さくなることはない」ってのがバカバカしい。もしかして、のび太は1+1が2になることもわからないほどバカ?

 良かったのはオープニングの「ドラえもんのうた」をウィーン少年合唱団が歌ってたことくらいだろう・・・内容に合わないけど・・・

kossy
kossyさんのコメント
2021年1月25日

詳しい解説ありがとうございます。

kossy
川崎さんのコメント
2021年1月25日

ティオが日本へ行って活かされた話は白雪姫の目覚めのキスの伏線だけではありません。しずかと接触し、怒らせてしまった件はティオのなかで大きな失敗として心に残ってたからこそ、ククを助けるきっかけに繋がっています。また、のび太のママとの接触はティオのなかにある傲慢で余計なプライドがへし折られ、労働の大変さと汗をかく素晴らしさをしり、王子目線ではなく、国民の目線で物事を見る成長に繋がっています。

ティオがククを助けにいくまでの、マヤナ国での物語は、中弛みに感じる方もいるとおもいます。
しかし、のび太が王子として過ごすなかで国民にすぐに受け入れられるという人間としての強さがティオの未熟さとの比較になり、結果ティオの物語へのいいスパイスとなっていました。

1+1は1よりも大きいよ。
これは足し算がわかるわからないの話ではなく、仲間がいることは1人よりも心強いという説得の話なので、2がわからないわけではありません。のび太なので間違える可能性もありますが。

川崎