「難病映画の枠から脱皮しきれない青春ものながら主演の高橋・山本の好演が光る」時の輝き Gustavさんの映画レビュー(感想・評価)
難病映画の枠から脱皮しきれない青春ものながら主演の高橋・山本の好演が光る
原作は折原みとの同名ベストセラー小説。脚本は朝倉雄三監督と山田洋次共作の、題材は単なる難病ものの”お涙頂戴映画”だが、主人公の少女の成長過程を青春の1ページした繊細さがある。但し、病院内の医師と看護師や家族の描き方が、ありきたりの教育映画のままなのはどうしたことか。役者も揃っているのに、もっと新味の切り口に挑戦しても良いと思うのだが。若い高橋由美子と山本耕史が共に好演しているのが救いの松竹映画である。
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