「宝石を狙う透明人間!」透明人間現わる しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
宝石を狙う透明人間!
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Amazon Prime Video(シネマコレクション by KADOKAWA)で鑑賞。
特殊撮影に東宝を公職追放された円谷英二を迎え、大映京都撮影所が神戸を舞台に製作した戦後初の和製本格的トリック映画(当時まだ特撮と云う言葉は無かった)。
1933年製作のアメリカ映画「透明人間」を研究した円谷英二は、同作に使われた技術を応用して、秀逸な特撮シーンを演出しました。特に、オリジナル版には無かった、透明人間がタバコを吸うシーンが当時話題になったとか…
原案に推理作家の高木彬光が関わっているだけあって物語も面白かったです。宝石を狙う透明人間と、彼を追う刑事の捜査ドラマが加わり、抜群のエンターテインメントでした。
悲劇を導くメロドラマは、オリジナル版の要素を踏襲していた分しっかりしていただけでなく、独自のアレンジも加えられて、より透明人間の悲しい末路が強調されていました。
科学技術への警鐘は、特撮映画の伝統なり…
[余談]
ラストで突然苦しみだし、須磨の海に没した透明人間。
なんで苦しみ出したのか皆目分かりませんでした。
※修正(2023/03/08)
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しゅうへいさんのコメント
2020年7月16日
kossyさん、こんにちは。
円谷英二の戦後復帰作ということで観てみました。Amazonプライム・ビデオのシネマコレクション by KADOKAWAというチャンネルに登録すれば観ることが出来ますよ。プライム会員特典では無いので、別料金ですが、良かったら…。大映の映画や角川映画などをご覧になれます。