劇場公開日 1953年11月3日

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「戦死した次男の嫁(原節子)が聖女のようでいて人間くさくもあり素敵だ...」東京物語 yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0戦死した次男の嫁(原節子)が聖女のようでいて人間くさくもあり素敵だ...

2021年5月17日
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戦死した次男の嫁(原節子)が聖女のようでいて人間くさくもあり素敵だった。人物描写が細かくて時の流れが凄い伝わる。

尾道から東京に出てきた老夫婦、息子たち側で何かしてやらねば、なんだけれどそれぞれ家庭の事情がある。三男は大阪。
「誰だってみんな自分の生活が一番になってゆくのよ」っていう台詞があって大きな流れはそんな感じ。
「いいえ、私は一人で生きていくんですの」っていう原節子。
「一人になっちゃったなぁ」の笠智衆。
どこにでもあるようなこの話に、二人が深みを与えている。名作です。

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