「【ヴィム・ヴェンダース監督が迷走するなか、世に出した逸品。】」アメリカの友人 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ヴィム・ヴェンダース監督が迷走するなか、世に出した逸品。】
■贋作を売りさばいているアメリカ人の画商、トム・リプリー。(デニス・ホッパー)
いかがわしい仲間から殺人を頼まれたトムは、白血病を患う額縁職人のヨナタン(ブルーノ・ガンツ)を紹介する。
余命いくばくもないヨナタンは、家族に巨額の報奨金を残そうと、殺人を引き受けてしまう。
◆感想
・今作は、ヴィム・ヴェンダース監督が迷走する中、当時脚光を浴びたていた、パトシア・ハイスミスの原作に可なり忠実に描かれた作品である。
<だが、今作を観ると、ヴィム・ヴェンダース監督のオリジナリティは余り感じられない作品である。
但し、今作後のヴィム・ヴェンダース監督の作品は、刮目すべき作品が多い。
映画監督の熟成していく過程を考えると貴重な作品であると思う。>
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