「半分娯楽・半分芸術」東京流れ者 タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)
半分娯楽・半分芸術
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なんとなくストーリーが行き当たりばったりな感じがしました。ですから見ていて中盤ぐらいまでは、あまり面白くなかったです。しかし後半から急に盛り上がりだして、特にクライマックスの部分が最高でした。普通の映画のような、いかにも映画的なアクションシーンではなく、まるで舞台のような、芸術的に作り出した感じの作為的な人工的なクライマックスが用いられています。登場人物たちがそれぞれ単色のスーツを着てるとか、色の使い方やセットの使い方が独特でディレクターの才能を感じました。これは、とても高度な試みを成功させている映画だと思います。
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