伝説巨神イデオン 接触篇のレビュー・感想・評価
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社会現象化を目指すも
これは映画単体としてはまったく評価できない。監督である富野氏も発言しているが、『発動編』を発表するための方便として存在するのだ。つまり、テレビシリーズを見ていなかった人に向けてのガイドとして作られた、つなぎの映画。あえて言うなら、テレビシリーズのファンでもなく、『ガンダム』の夢よもう一度という無関心な一般層に向けて一人でも多く見てもらうためにある。
テレビシリーズの再編集版なので、わずかな増補を除いては新作部分もなし。今となっては、1話から全部見直す余裕のない人が、軽く思い出すのに便利かなというほどの存在意義だろうか。
とにかくアニメ史上に存在する奇跡のクオリティの『発動編』の製作されたいきさつを理解しなければ、この映画を見る意味は一つもない。
打ち切りとなったテレビシリーズの補完、完結編として、主に作画クルーの執念が実った『発動編』。これは、玩具メーカーの思惑もあって、テレビでは出来ないと判断されたのだろう。のちに、『エヴァンゲリオン』でも同様のプロモーションが展開され、その時に『イデオン』の話題がよく取り上げられた。
社会現象になることを意識して制作される映画が不発に終わると、このような閉じたマーケットでお祭り騒ぎしている印象を強調されるのだろう。
戦争って、こうやって起きるんだなというのが よくわかる作品。 便宜...
発動篇とセットで観たい
綺麗にまとまった総集編
2025年1月4日、YouTubeのサンライズ公式チャンネルにて視聴。
TV版、接触編、発動篇自体は以前に視聴済みではあったがYouTubeで配信されてたので久しぶりに視聴、打ち切りになってしまったTVアニメ「伝説巨神イデオン」真のエンディングへと繋がる前編。
劇場作品ではあるもののこの接触編に関してはほとんどTVアニメ版の総集編となっており本当の意味で楽しみたい人はTV版視聴後に後編である発動編を視聴の流れで良いかも。
しかしながら前半の流れこそかなり駆け足ではあるものの全体的に見るとイデオンを楽しむ最低限の要素はしっかり詰まっているので久しぶりに見たい人やTV版見る時間を作り難い人向けにはかなり良いまとまり方をした総集編に仕上がっていると思います。
イ〜デオン!!
富野監督のガンダムに次ぐ作品。
ガンダムにくらべてハードな内容で『イデ』をめぐり、人類VS異星人が対立していく先のみえないストーリーです。接触編は、序章。自分自身は、好きな内容の作品です。
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