天守物語のレビュー・感想・評価
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なぜこの作品?
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WOWOWにて深夜放送中鑑賞。
松竹100周年作品になぜこの作品が?と不思議な気もします。明治から昭和初期に活躍した泉鏡花の戯曲。これ見なかったら一生読まないから、後学のために見ることにする。
いきなりかわいい宮沢りえ演じる亀姫が生首を土産にやってきたり、おどろおどろしいシーンも多々あり。それもそのはず、富姫たちは妖怪です。天守に住みついた妖怪の日常の様子を描いています。そして妖怪と人間の恋物語。
妖怪は知恵とユーモアと美しさを兼ね備え、人間は愚かで弱くて醜くて取るに足らない存在という、私のイメージと逆設定。
亀姫の土産のお返しに富姫がとった鷹、それを奪われた責任で切腹を申しつけられた図書之介が、切腹の代わりに鷹を探しに魔物の住む天守にやってくる。図書之介を見染めた富姫に一緒に暮らそうと誘われ、一度は断って帰るが、人間に殺されそうになり戻ってくる。そこへ追ってきた人間どもと妖怪の戦いが始まる。2人は目を失うも、彫師の登場で復活。その彫師の決めゼリフが、世は戦でも、蝶も舞うし花も咲く、馬鹿な城の奴らは祭だと思って騒げ!これを言いたいがための話だったか…。
たぶん、正しく理解できていないと思う。
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