「セカンドレイプ?」天使のはらわた 名美 青山大輔さんの映画レビュー(感想・評価)
セカンドレイプ?
そういえば天使のはらわたシリーズでこれだけ未見でした。田中登監督作品もたしかお初だったはず。
今回の名美は雑誌編集者で過去にレイプされた人たちのその後を記事にして書いてる。
でもこれってセカンド・レイプのなにものでもない。当時だから出来たのかわからないが、今やったらフェミニストから反感を買いそう。
村木はたまたま取材先のストリップ劇場で会ったエロ雑誌編集者。過去に妻が強盗レイプされ、そのレイプ犯とできちゃって駆け落ちされた経歴を持つ。
そう、この映画は序盤から最後までレイプ三昧(笑)。レイプ嫌いな私としてはあまりいい気持ちはしなかったが、あくまで映画ですからね。
石井隆の脚本もさることながら、田中登の演出がすばらしい!個人的に濡れ場のシーンがあまり多くなかったのもよい(濡れ場嫌いなんだよ)
ただラストで犯した名美の行動がよくわからなかった。いい盛り上がり方をしているのに、ラストでえ?って思っちゃった。名美の心境の変化なのか・・・よくわからなった。
と、疑問に思ったので見返してみたが、名美の心の中で村木共々男を受け入れることが出来なくなってしまったのかもしれません。
あとこれもラストシーンなんだけど、夢なのか現実なのかわからない部分があった。
逐一説明する必要はないとは思うが、『天使のはらわた 赤い教室』の衝撃なラストシーンが頭から離れないので、どうしても比較しちゃうんだよね。
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