「微笑ましくなった」転校生　ツネさんの映画レビュー（感想・評価）

・入れ替わる理由や原因とかはすっ飛ばして、唐突に入れ替わってどうしようどうしようといっている二人を観ているだけで面白いし興味深いし微笑ましくなる感じがとても良かった。多分、元に戻るんだろうなと思いつつも、それが分かってても二人の掛け合いや悩みや励ましあったりなどが面白かった。尾道の風景や立地がまた良くてとても良かった。
・尾身としのりに入れ替わった方がずっと思い詰めて、落ち込んでいくのみだったのが可愛そうになっていった。どこかで受け入れる時が来るのかと思ったら来なかった。戻れて良かったなぁって思った。しかし小林聡美は、入れ替わった方がらしい感じがした。
・後半の社員旅行に巻き込まれるというシーンがあった。社員旅行ってあったなぁって感じた。会社も小さそうだったけど、そういうとこでも社員旅行行ってたのが当たり前だったんだなぁって思った。
・ラストに2人が元に戻って尾身としのりが俺、立ちションするよ！って言って小林聡美があたし見てる！って言って泣きながら立ちションを見つめるというのは転校生だけにしかないシーンだと思った。
・冒頭とラストがモノクロだった。今だったらCGで派手に入れ替わりました！みたいな演出ができないから色で表現したんだろうかと思った。ただ何となく日常とはとても寂しいもの、みたいにも感じられた。
・入れ替わった直後に2人が家路につく途中で気づかなかったのなんでなんだろうと思った。あと鞄、なんで二個持って帰ったんだろう。