忠臣蔵(1958)のレビュー・感想・評価
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年末の風物詩、ストーリーは完全掌握(笑) 長谷川一夫、大スターだっ...
年末の風物詩、ストーリーは完全掌握(笑)
長谷川一夫、大スターだったんでしょうね、全く知りません。かろうじて知っている面々が超若いのが新鮮。勝新とか全く気付きませんでした(笑)
ラストが何ともあっけなかった。
BS12
イデオロギーは排除すべきだと思う。娯楽として、討ち入りや殺陣を見るべきじゃないかなぁ
長過ぎる。金かけすぎる。所詮、描くはアナクロでしかない。2時間位にして、みえを切って見せれば良いと思う。これでは『11大怪獣大行進』と同じだと思う。それでいて、みんな似たような顔をしている。勧善懲悪は良いが、配役からそれが分かってしまう。そして、悪役を描く時間が極端に少ない。序盤だけ毒々しく悪を描き、最後は、悪に何も語らさせずに、呆気なく屍にしてしまう。あまり、公平とは言えない。ましてや、史実ゆえ、偏見になると思う。1958年なら仕方ないが、現代に於いてこういった映画を見る場合、イデオロギーは排除すべきだと思う。娯楽として、討ち入りや殺陣を見るべきじゃないかなぁ。この映画はそこに金をかけていないと感じた。
長谷川内蔵助と雷蔵内匠守
大映創立18周年記念作品。
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
大映オールスター総出演!
まさに忠臣蔵らしい忠臣蔵でした(笑)
ストーリーは言わずもがな。
なので印象に残ったキャスティングについて―。
長谷川一夫の大石内蔵助―。
さすが、所作や佇まいがしなやかでした(笑)
殿への想いを語るシーンの表情が上手くて、忠義の気持ちが痛いほど伝わって来る名演技だなと思いました。なので、耐えて耐えての討入りのカタルシスがハンパなかったです。
市川雷蔵の浅野内匠守、抜群でした!
繊細な感じがぴったりだなと思いました。
「天の巻・地の巻」での立花左近のシーンが垣見五郎兵衛になっていた...
「天の巻・地の巻」での立花左近のシーンが垣見五郎兵衛になっていた。長谷川一夫の相手は中村鴈治郎だったが、表現が大げさすぎて、目で演ずることがない。やはりここの対峙シーンは弱かった。
ストーリー的には見せ場のシーンや、細かいエピソードなどがここぞ狭しと寄り集まっていた。それと、京の遊郭から江戸までずっと内蔵助を追っている女間者るい(京マチ子)の存在が大きかった。そして、浅野の妻瑶泉院(山本富士子)がなんとも色っぽい。大工の娘お鈴(若尾文子)と岡野金右衛門(鶴田)の恋の駆け引きも見どころだし、四十七士それぞれの江戸での生活ぶりがうかがえて面白い。大竹(志村喬)の婿養子となった勝田新左衛門(川崎敬三)のエピソード、それに志村喬そのものも銭湯でのコメディぽい演技が最高だ。難を言えば、飲んだくれの赤垣源蔵(勝新太郎)がイマイチだったか・・・
矢頭右衛門七のエピソードがやはり一番泣けるし、討ち入り直前となっても母と神奈川の宿で金がなくなったと内蔵助に訴えるところではつい号泣・・・
全体的に今までの映画では出番の少なかった女性をかなりメインに出しているようで、カラー作品となったこともあってか色彩的にも楽しめる。
仇を討つことを隠し通し、身内の者、家族、瑶泉院にまで嘘をつき通さなければならなかった内蔵助の心がよくわかる内容。初めて見る者にもわかりやすい内容だったかもしれない。
大映版オールスター作品
何回見ても忠臣蔵は面白い。
これは昭和33年に作られた大映のオールスター作品で、大石内蔵助は長谷川一夫、吉良上野介は滝沢修で、昭和39年のNHK大河ドラマ「赤穂浪士」は同じ配役だった。
浅野内匠頭は市川雷蔵、瑶泉院は山本富士子、その他そうそうたるメンバーが顔をそろえている。
大映カラーも美しく、長いけれど楽しめる。
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