中国の鳥人のレビュー・感想・評価
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椎名誠ワールド
原作が椎名誠なんですね!商社マンの和田(本木雅弘)がひょんなことから雲南省に出張することになり、そこで妙なことに巻き込まれていく展開は、ちょっとヒッチコック的で面白かったです。怪しげなヤクザ(石橋蓮司)やら変な言葉使いの通訳(マコ岩松)やら、とにかく登場人物らがみんな変だ!未開の山奥へぐいぐい入っていき、妙なキノコを食べたり、スッポンが牽引するイカダに乗ったり、これはもう椎名誠の「怪しい探検隊」ですね(笑)。そして極めつけは鳥人学校の子供たち。そこで出会った青い瞳の少女との交流…。若い頃、「岳物語」をはじめ椎名さんのエッセイをむさぼり読んでいました。10数年前には、近所の方の妹さんが椎名さんと懇意にしているというご縁で地元に来たことがあり、サインをいただいたことがあります。ボサボサの髪と優しげな風貌の奥の眼光が鋭く、世界中を旅してきた男の凄みを感じたことを思い出します。
本物の方の三池監督が撮ってますから安心です。
最初はサラリーマンのワダ(本木雅弘)で始まるんだけどヤクザ(石橋蓮...
最初はサラリーマンのワダ(本木雅弘)で始まるんだけどヤクザ(石橋蓮司)が存在感強くて持ってかれる。目的地についたら何か目覚めちゃって最後までヤクザ。通訳の男(マコ)との3人で険しい道を乗り越えるのが殆ど。おもしろかった。
三池崇史の最高の映画
三池崇史の多面的で多彩な作品の中で、一つの映画だけを覚えているのは困難です。
それでも私は知っている。私のために、中国の鳥人です。私の記憶の中には、すべてがあります。彼の最も学術的な映画の中での正式な習得は、ユーモアを広げました(中国のこれら2人の怠け者の不自然な話)。そして特にこの忘れられない終わりに、これらの男性の鳥の探索で最高潮に達する深さと詩。
そして、いつものように、史池崇史は、必需品から私たちの注意をそらすために、口実をもって彼の主題を包みます。冒険映画やヤクザ映画の出演の下では、それは初めの話です。通信不能に関する寓話。これは私たちの2人の異なる英雄を山頂に導き、起こることに驚くことでしょう。
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