中国の鳥人のレビュー・感想・評価
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本物の方の三池監督が撮ってますから安心です。
劇場公開時鑑賞。原作未読。今となってはよく観に行ったなと自分でも思う。
派手な設定やバイオレンス要素はほぼない(ゼロではなかったような)ので言われなきゃ三池監督だとわからないかも。三人(本木雅弘、石橋蓮司、マコ岩松)の珍道中ロードムービー風なんだけど、どこか浮世離れしたファンタジーっぽさもあり。
最初はサラリーマンのワダ(本木雅弘)で始まるんだけどヤクザ(石橋蓮...
最初はサラリーマンのワダ(本木雅弘)で始まるんだけどヤクザ(石橋蓮司)が存在感強くて持ってかれる。目的地についたら何か目覚めちゃって最後までヤクザ。通訳の男(マコ)との3人で険しい道を乗り越えるのが殆ど。おもしろかった。
三池崇史の最高の映画
三池崇史の多面的で多彩な作品の中で、一つの映画だけを覚えているのは困難です。
それでも私は知っている。私のために、中国の鳥人です。私の記憶の中には、すべてがあります。彼の最も学術的な映画の中での正式な習得は、ユーモアを広げました(中国のこれら2人の怠け者の不自然な話)。そして特にこの忘れられない終わりに、これらの男性の鳥の探索で最高潮に達する深さと詩。
そして、いつものように、史池崇史は、必需品から私たちの注意をそらすために、口実をもって彼の主題を包みます。冒険映画やヤクザ映画の出演の下では、それは初めの話です。通信不能に関する寓話。これは私たちの2人の異なる英雄を山頂に導き、起こることに驚くことでしょう。
失われた高天原のように
日本人の源流のひとつに数えられる中国雲南省の秘境。
そこに、一人の商社マンとヤクザが開発調査を目的にやってくる。そこでの生活を通して人間性を取り戻すヤクザ。
ヤクザ役の石橋蓮司が最高の出来である。
あたかも高天原の伝説に取材したかのようなストーリーは日本人の心に非常なある種のリアリティーを持ってせまってくる。
魏志倭人伝には、古代日本人の中に、入れ墨をした人々がいたことが記載されている。それと石橋蓮司扮するヤクザが重なってゆく。
心に残る名編である。
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