劇場公開日 1984年12月15日

「その後の三田佳子の時代の幕開けとなった作品」Wの悲劇 Roronさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5その後の三田佳子の時代の幕開けとなった作品

2018年10月1日
スマートフォンから投稿

話の概要は覚えていたのだけど、公開当時の自分は子供で、今回改めて見るまでこの作品の本当の価値と素晴らしさを分かっていなかったと思う。脚本も演出も良く出来ている。

薬師丸ひろ子は演技をしごかれて相当苦労したのだろうなというのが伺い知れる。そしてそれに応えて、女優として一皮も二皮も剥けている。

もう一つ、この映画の白眉は、三田佳子という女優の存在の認識にあると思う。

三田佳子って、それまでは芸能界での存在感が薄かったと思う。それが、彼女がこの映画で演じた「女優」で、私達はその演技力と存在感に圧倒され、魅了され、その後の三田佳子ブームに繋がったのだと思う。

コメントする
Roron