劇場公開日 2023年9月23日

  • 予告編を見る

台風クラブのレビュー・感想・評価

全45件中、21~40件目を表示

4.0死と生の順番

2023年10月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
まこやん

5.0言葉にできない、世界を

2023年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

世界とは何か?自分とは何か?
そんなものに日々向き合って、人は生きてるわけじゃない。
若者たちの暴走は、思春期において不条理な世界へと向き合ったときに起こる。
エモーショナルなエネルギーを発散しながら。それは理屈じゃない。
理由のない世界の美しさを切り取った傑作。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ドラゴンミズホ

2.0つまらない

2023年9月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

公開から暫く経った2番館で鑑賞。
相米慎二監督なので期待して見たが、
何を言いたいのか、見せたいのか、ストーリーもよくわからず意味不明。
嵐が止んだ夜。校庭で少女達が、下着姿で「もしも明日が」を輪になって歌い踊るシーンだけが印象に残っている。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
コーヒービート

4.5緑が美しい

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

個人的にこの時代のカラーが好きで、田舎の緑が美しい。

中学生日記みたいなのはあまり好きではないが、(嫌いというわけでもないが)演技が芝居めいていて鼻につくということは特になかった。

誰もいない閉鎖された校舎で男子が気になっている女子を追っかけまわすシーンは、すごかった。「おかえりなさい」「ただいま」とうわごとの様に呟きながら(恐らく家出したその場にはいない女子生徒の事を暗示している)真顔で机や扉を単調に蹴り続ける。トラウマものの怖さだが、その後追っかけ回した男子も追っかけ回された女子の方も普段通りに戻ってあっけらかんとしている。あまつさえ、「おかえりなさい」「ただいま」と今度はおどけた調子でみんなで唱和し、下着姿で仲良く踊っている。中学生の彼らの行動の背景には、大人の様な捻じ曲がった精神や倒錯した欲望、強い執着や悪意はみとめられず、行動の振れ幅が大きい分、心はとても繊細でしなやかだ。どう表現すればいいか分からない衝動が突発的に無軌道なエネルギーとなって放出される様子が映画全体を通して見事に描かれていたと思う。

個人的な名シーンは、家出をする女子生徒が出かけてしまった母親の布団に潜り込んで自慰行為するシーン。リアルでとても良かった。
何度も見たいか、と言われるとそうでもないが、個人的にかなり刺さった作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
抹茶

1.0何故、名作扱い?

2023年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
背中にエンジン

2.5令和の闘いvs昭和の残酷

2022年12月11日
iPhoneアプリから投稿

テレビ放送の都合で映画『鬼滅の刃』と連続して観てしまった。

鬼滅は一々の説明セリフと上滑りな心理戦で、私も年取ったなぁとついていけない寂しさを感じたが、

『台風クラブ』では説明なしの奇妙なリアリティを持ったカオスをゆっくりと見せつけられて、これぞ昭和!と当時の様々な作品等に困惑していた事を思い出す。

更に令和では絶対表現不可能な残酷さが生の中学生等を襲う。今の子供達は受け入れられないだろう。

何十年も映画を見続けていると、こんな体験も出来るのだなと感慨深いものがあります。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
300

5.0こんな話だったのか。

Mさん
2022年10月11日
Androidアプリから投稿

わけのわからない中学生が最初は眩しく見えた前半。(間違っていた)
台風が来る前の不穏な空気。不気味な予兆。

吐き気がしそうな「おかえりなさい」「ただいま」。狂気の後半。
猛烈な台風。

そして台風一過。

実際にあんなことができる(起こる)とは思わないけど、あんなことはいつでも起こりそうな不安定さ。危うさ。中学生。

以前見た時のことをすっかり忘れていたが、こんな話だったのか。批判する人の気持ちもよくわかるが、見直してみて悪くなかった。というか好きかも。いや、好きというのとも違うか。
いい加減な三浦友和。好きだった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
M

0.5タイトルなし(ネタバレ)

Nさん
2022年9月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
N

0.5やっぱりわからない

2022年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

台風が来ていたので観てみた。画面が常に暗過ぎるて前にも観たが今回も訳分からなかった。下着姿で踊ったりレズがいたりは刺激的かもしれないけど意味不明過ぎた。男子が戸を蹴るシーンが長くてうるさかった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
映画苦手な人

4.0とてもよかった

2022年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
吉泉知彦

3.5もしも明日が晴れならば

2022年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 なぜか不思議なシーンがいっぱい。特に商店街の白ずくめのオカリナ吹きカップルがいい。考えてみれば、3年の夏に野球部を辞めた生徒が夜中のプールにユニフォームで駆けつけるところから疑問。受験勉強が始まることへの抵抗か、受験戦争のまっただ中に放り出されることへの不安なのか、田舎の中にも閉塞感が感じられる。

 微妙な年齢であることに加え、担任(三浦友和)の結婚詐欺疑惑みたいな事件で生徒たちは複雑な気持ちになる。台風が来てくれれば全部吹き飛ばしてくれそう。また、明に行ったイジメにも似た行為を恥じたり、レズビアンの関係への好奇心、そして健が美智子背中に薬品をかけたことの罪悪感・・・男女間にも様々な葛藤があった。

 日常からの脱却。大人になったらもっと逃避したいときがある。責任感の薄い中学生時代だからこそ、何もかも忘れて饗宴できたのだろう。そのクライマックスにおける体育館での狂ったような踊りは全てを吹っ飛ばしてくれる。下着姿からブラまで取って・・・引きの映像に見入ってしまった。

 『犬神家の一族』へのオマージュはちょっと衝撃。ちょっとしたワンカットが絶妙でもあった。見て損もないけど、若い頃に観るのと歳取ってから観るのではイメージが変わってしまうかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kossy

5.0鬱屈した田舎の中学生達は爆発するきっかけを待っている。

2022年1月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

HDリマスター版をアマプラにて鑑賞。
リマスター版は暗闇のシーンが真っ暗で何も見えず、誰が監修したのかと問いたくなるほど最悪なものだった。

学生時代に映画館で観て衝撃を受け、それ以降一時期定期的にレンタルなどで鑑賞していたが、今回の鑑賞は実に20年ぶりくらいかと思う。

一口で言い表すことは難しいが、大まかなストーリーとしては、
全く不良にも見えないむしろ幼さすら残る普通の田舎の中学生達が、まるで台風の襲来とシンクロするかのように校内に居残り、日頃の鬱屈した脆く不安定な感情をそれぞれが爆発させ到底理解できないような行動に走る・・・といったところか。

しかしながらこの映画はストーリー云々を言うものではなく、少年少女が持っている彼らなりのはけ口が見つからない破裂ギリギリのエネルギーのようなものをいかに演技で表現し、観る側がそれをいかに受け止めることができるかが意図された見どころであり、鑑賞の醍醐味でもあるという、ある意味極めて演劇的な作品なのである。

工藤夕貴はじめ、実年齢も役とほぼ同じくらいのミドルティーンの無名の役者たちが、確かに演技としては未熟かもしれないが、嘘のつき用のない文字通り誠実で体当たりの演技をするため、リアリティのない軌道を外れた行動すらも不思議と受け入れる事ができてしまう。
工藤夕貴の布団に入り〇〇するシーンのワンカメ長回しや、それまでに優等生で二枚目役ばかりだった三浦友和のちょいクズで飄々とした人間臭い演技なども含め、相米慎二の強烈な演出力を感じ取ることができる、観る人の心に焼き印の如く心の目立つところに熱く半永久的に刻まれる、そういう映画なのである。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
カツベン二郎

3.5子供の頃には分からなかったけど

2021年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

子供の頃に見た映画を、リマスタ化したAmazonで再見。
当時はよく分からなかったけど、結構攻めている映画だったんですね。工藤夕貴さんはアイドル的な女優さんだったと思いますが、ここまでさせるか、という感じです。自分的には、声優さんとしておなじみな渕崎ゆり子さんの少女時代が見れたのがうれしい。

台風とは学生運動とかの大きな世の中のうねりのイメージでしょうか。若者は鬱屈した葛藤を抱えていて、それは現代においては、崇高な死が無くなり、くだらない大人になるしかない、という現実があるためだ。主人公は、純粋な若者のまま崇高な死を体現しようとするが、それは客観的には滑稽な死でしか無かった、とそういう事かと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
Ryunoshin Nakamori

3.5随分と攻めてたなぁという印象です

2021年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

工藤夕貴は別格に光ってました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
tuna

0.5大昔に話題になっていたので観てみたが、これはひどい。 こんなものが...

2021年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大昔に話題になっていたので観てみたが、これはひどい。
こんなものが芸術として評価されるようでは映画界は終わりだと思う。
男子生徒が女子たちにいじめられてプールで溺死しそうになるところからスタート。
主要メンバーの男子が好きな女子に歪んだ愛情をぶつける。
薬品か何かをぶっかけて背中をただれさせたり、2人きりの時に襲いかかって制服を引き裂いたり。
極めつけは主役の男子が意味不明の自殺をしてしまう。
特に意味もなくそれぞれの出演者を好き勝手に動かしてみました、という印象。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
省二

3.5台風な年頃

2021年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中学生の男女が大人の世界を垣間見せられ、欲求不満を爆発させる映画。
相米慎二監督なので若者は生き生きしていて、画面から飛び出しそう。
台風一過で大人になるのかなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
いやよセブン

2.5ATGと東宝っぽい

2021年7月12日
iPhoneアプリから投稿

こないだまで横浜シネマリンやっていた相米慎二特集で観る予定だったけど、ライブで行きそびれたので観てみた。
相米慎二監督というと少女の意味不明な動き(セーラー服と機関銃の薬師丸ひろ子のブリッジとか飛んだカップルのでんぐり返し)があるけど、工藤夕貴もやってたなあ。

物語は台風が接近にしたがってエネルギーを持て余してる中学生7人の一夜の話
ATGらしいところと東映っぽいところが混ざった変なテンションの作品
バービーボーイズ久しぶり聴いた。いい曲だった。
大西結花(風間三姉妹)が可愛かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
サート

3.5鮮烈なインパクト

2021年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

36年前に見て鮮烈なインパクトを受けた作品。
今見直して、今度はノスタルジーへと。
大西結花はかわいいという印象だったが、それ以上だった、
三浦友和が素敵。くずっぷりが素晴らしい。
長回しが随所に緊迫感を生んでいることは、今回見た気づき。
音楽が80年代バリバリでたまらない。
バービーボーイズはこの映画をきっかけにはまった。
かなりストーリーやシーンを鮮明に覚えていて、この映画から受けた衝撃を再認識した次第。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
まこべえ

3.0若さ溢れる

2021年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

リアルな十代の役者が少し浮世離れしたような中学生を今の若手俳優では真似できない、80年代だから相米慎二だからこその為せる技!?

唐突に火傷を負わせてからのレイプ未遂、何事もなかったようにケロっとして周りに溶け込んでいるアイツがサイコ野郎過ぎて怖い。

いや、あの中学生たち全員が何かズレている感覚、羞恥心すら持ち合わせない、ある意味で純粋無垢、悪い意味での破天荒なマセたガキ供。

今こんな映画を撮ることは限りなく不可能、ド天然で根性が据わった映画人の本気度、良き時代、例えがダサいかもなニューウェイブ感を醸し出す斬新さ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
万年 東一

5.0映画芸術としての表現の美しさ、その全てが詰まっている。情動の激しさ...

2020年6月15日
Androidアプリから投稿

映画芸術としての表現の美しさ、その全てが詰まっている。情動の激しさに連動した台風の雨風と俳優部の動き。これが第七芸術のすべて。世界で一番素晴らしい映画。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kazuyuki