「スーパーマンの艶笑パロディ」だいじょうぶマイ・フレンド odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
スーパーマンの艶笑パロディ
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イージーライダーのピーター・フォンダさんはヒッピー文化に傾倒する村上さんにしてみれば憧れのスターだったのでしょう、彼を主役にして邦画に無いミュジーカル風の洒落たスーパーマン・ファンタジーを作りたかったのでしょう。よほど印税が入ったのか13億円もかけられれば大概の夢はかなえられるということでしょう、うらやましい限りです。
芥川賞の売れっ子作家でも映画は素人、サポートする製作陣も考えたのでしょう。生活感を封印してリッチなコメディ仕立てにすれば内容の薄さ、陳腐さは何とかなる、何より世界の大スター起用だし、帰国子女の若手バレリーナを脱がせて人気のコメディアンを投入すれば話題作りは完璧、若者が殺到すると読んだのでしょう。
ところが内容は子供向けのテレビの特撮ヒーローものにも劣るような学芸会、スーパーマンの弱点はクリプトナイトですがこちらのゴンジーは何とトマト、野菜嫌いの子供に媚びたような設定ですがいきなりヌードシーンですし、ゴンジーの必殺技が酷すぎて(フォンダさんもよく引き受けたものです)良い子たちには見せられませんね。かといって私のような頭の固いおじさんも想定していないのでしょう、失礼いたしました。
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