「【”捕食そして、地球温暖化・・。”サスペンスフルな前半と、スピード感あふれる後半と、怪獣とは言え切ないラストシーン。今作は、怪獣作品としては一級品であろう。】」空の大怪獣ラドン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”捕食そして、地球温暖化・・。”サスペンスフルな前半と、スピード感あふれる後半と、怪獣とは言え切ないラストシーン。今作は、怪獣作品としては一級品であろう。】
■九州の阿曾山の炭鉱で鉱夫や警官が惨殺される事件が発生。
調査のため炭鉱を訪れた河村繁(佐原健二)は古代昆虫・メガヌロンの姿を目にするが、落盤に巻き込まれて記憶を失ってしまう。
数日後、プテラノドンが変異した巨大翼竜・ラドンが超音速で飛び回り、各地で暴れ始める。
◆感想
・本格的な怪獣映画である。
・ジオラマの完成度も高く、ラドンの羽の衝撃により解体していく家並み、ビル群、横転する列車の姿。
・阿曾山に戻り隠れるラドンに対し、次々に打ち込まれるロケット弾も迫力十分であるし、活火山である阿曾山が噴火し、粘性の低い溶岩が流れるシーンもリアリティ感に溢れる。
<ラスト、番いのラドンが溶岩流に呑み込まれ、もう一匹のラドンがそれを助けようとする姿も、心に残る作品である。第一級の怪獣映画である。>
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