「あまりにも美しいヤクザの夏休み」ソナチネ cani tsuyoさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにも美しいヤクザの夏休み
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『ヤクザの夏休みin 沖縄』的な映画。
自身の親分の兄弟分の組の揉め事を手打ちにするため主人公村井(ビートたけし)の組が沖縄に出向く。
しかし村井は親分にはめられており、兄貴分の組とともに標的とされる。
それに気づいた村井は復讐を図る。
という単純なストーリーだが、妙に心に残る。
それはこの映画があらゆる人にとって懐かしい『夏休み』を描いているからではないだろうか?
くだらないことではしゃげたり、海や自然を美しく切り取ったり、花火で遊んだり、たまたまその夏限りの友達が出来たり…
そんな夏休みの郷愁が観客に余韻を残しているんじゃないだろうか。
しかし、夏休みは必ず終わる訳で、修羅の道である極道的日常に戻されるのです。
適度な笑いと暴力、郷愁とダンディズム…本当に素晴らしい!!
個人的に良次とケンが夏休みを一緒に過ごすことで、少しずつ仲良くなり、気が付けば親友の様になるところが微笑ましくて、微笑ましくて、たまらんです。
(ケンが撃たれそうな時に逃げた良次が少し切なかった…)
あとどうでもいいが、良次役の勝村政信が小出恵介に似てると思いますがいかがでしょう?
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