戦国群盗伝のレビュー・感想・評価
全1件を表示
戦国群盗伝
「戦国群盗伝」と云えば、何と云っても戦前、滝沢英輔監督、前進座総出演の作品にとどめをさす。雄大な富士の裾野を背景に、山田耕筰作曲の主題歌「山賊の唄」が流れ、西部劇タッチの活劇に叙情性もあり出色な作品である。現在ビデオで総集編を観ることが出来る。一見の価値有。
元はシラーの戯曲の翻案。脚本もよく河原崎長十郎、中村翫右衛門等が好演して爽快な時代劇であつた。
戦後版はカラーで杉江敏男監督、三船敏郎、鶴田浩二で再映画化されたが、残念ながら筋を追うのに精一杯の凡作であつた。同時期松竹でも「吉野の盗賊」として高田浩吉主演で作られたが、こちらも凡作であった。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示