女番長

劇場公開日:

解説

“女番長”シリーズ第四作。大阪・梅田を舞台に、女番長同志の対決と、彼女らを弾圧する暴カ団たちとの争いを描く。脚本は大原清秀と「女番長ゲリラ」の皆川隆之、監督は脚本も執筆している「エロ将軍と二十一人の愛妾」の鈴木則文、撮影は「温泉スッポン芸者」の増田敏雄がそれぞれ担当。

1973年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1973年1月13日

ストーリー

少年特別院送りの護送車から、美貌の女番長、関東小政こと篠原政子、大阪・梅田で番を切る高校総番長の学ラン会の摩耶、そして摩耶と勢力を二分する黒菊団の女番長のゴロメン燎子、それに鈴江、ラン子、桃子たちが脱走、それぞれ関西方面へと逃れていった。小政の貫禄に惚れた鈴江、ラン子、桃子らは、小政を番長とし、ジプシー団を結成し大阪へ潜り込む。しかし、学ラン会や、黒菊団はジプシー団を目の仇とつけ狙い、三者は入り乱れて縄張り争いをつづけた。ある日、小政は警察に追われチンピラの一郎のアパートに逃げこみ、難を救われる。一郎は地元の暴力団・北竜会の予備軍でもある三星会の一員で、三星会のリーダーの達夫は、かつての摩耶の愛人だった。その達夫が、北竜会と手を結ぶ国税局の役人二官の息子を恐喝したことから組長・淀の激怒にふれ、上納金を倍額納めるように命しられた。達夫のピンチに小政と一郎は二官夫人を強引にプルーフィルムのモデルにしてしまい、百五十万円稼ぎ、達夫に渡す。数日後、ジプシー団は、北竜会の賭場を急襲するが、四人共捕われてしまう。しかし達夫は借りを返すぺく、小政を救出。二人は身を秘めている間、いつのまにか抱きあっていた。そこに摩耶が現われた。火花を散らす再会。一方、鈴江たちは黒菊団に連れられて、ソープランドセンターに行く途中、小政が襲撃、燎子を痛めつける。さらに勢いに乗った小政は摩耶とも対決。そこへ、達夫が来て、摩耶を強引に淀のところへ連れていく。かつて摩耶は淀に傷つけたことがあったのである。なぶりものにされる摩耶。しかし、小政が摩耶救出に成功。達夫は追って来た北竜会の銃弾から摩耶を守って死んでいった。それぞれの復讐の念を胸に北竜会本部へ殴り込む、小政と摩耶。そして小政に惚れた弱味から助っ人として乗り込み、死んでいった一郎の犠牲を得た。二人の怒りのダイナマイトが火を吹き、ドスが、ナイフが、淀たちを次次と血祭りにあげていった。

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映画レビュー

1.5これも一種の女性映画なのか?

2016年1月14日
PCから投稿

笑える

興奮

東映プログラムピクチャーの代表的シリーズ「スケ番」物。シンプルなタイトルなのでシリーズ最初の作品と思わせるが、4作目の製作。
池玲子と杉本美樹他このシリーズの常連役者によるストーリーは続き物ではないが、ほとんど同じに見えてしまうシリーズ。
内容はキャットファイトと壮絶なリンチ。ヤクザとのタイマン(懐かしい響き)。
監督は職人鈴木則文。クライマックスは結構観ててストレス発散。
さすがな演出。
評価は低いけど、結構楽しめた。

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