REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君にのレビュー・感想・評価
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圧巻でした
最近リバイバル上映をしているので劇場に。
自分はAIRもまごころも共にDVDで何度も観ています。次のセリフが頭の中に出てくるくらい観てます。
結論から言うと、観てよかった♪リアルタイムでシト新生と本作だけは劇場で観ていません。
お客さんは自分と同じくらいの40代のおひとり様が半分(女性もけっこういました)、残りは20代のカップルや男友達グループときれいに分かれていました。ほぼ満席の入り。
============以下ちょっとネタバレ===============
上映が始まるとシンジ役の緒方さんの舞台挨拶っぽい喋りがあります。そこそこ長いですが、それが終わると配給会社のロゴが出たり映倫マークがルーレットのようになっていたりでDVDのままです。
本編が始まると、いきなりシンジ君のオナ〇ーシーンが画面全体に。前に座っていたカップルの彼女が明らかに嫌悪感を示していました。
その後MAGIのハッキングが始まりますがDVDより冬月のセリフがはっきり聞こえます。音も爆音で気持ちいい。
続けての戦自介入シーンは震えます。何回も見てるはずなのにあまりの迫力(特に爆音)に脱帽。
2号機の捕食シーンとか前の彼女は「むごっ」「えっぐ」とか連呼していましたが、レイちゃんの脳みそが見えてるシーンは目を隠してました。
一般人のおそらく初見であろう彼女の反応はとても新鮮で映画そっちのけで観察していました。興味深かったです。後半の自己啓発的なシーンは退屈そうにしていました。彼に連れてこられたんだろうな。
とにかく見てよかったのはレイとアスカの裸体が満載なところです。特にレイは常時裸でした。今のご時世では考えられないですがB地区も全開。
最後スタッフロールもなくいきなりブツ切りになるのはもったいなかったと思います。AIRの後はあるんだけどね。
とにかくリアルタイムで劇場で観ていない人は必見です。また行きたいくらいです。
次行くなら序とQかな。
本当に終わってしまった
自分の中で、期待してワクワクしながら続きを待ち、感動して納得するような内容ではなく、「あ、これで終わりなんだな」「ふーん、そう来たか」「じゃ、さよなら」という感じで、見事に心の平静を取り戻してくれた一本でした。
テレビシリーズから通して、語られてきた謎の部分がもうどうでもよくなり、それも含めて語るべき主題が無くなった果ての、ちょっと残念な物語のたたみ方でした。それは、とことんまでスケールをでっかくして、最後にはごく私的な会話でオタク的アプローチを突き放してしまうという衝撃的な幕切れでした。
病室のベッドで並んで寝ていた2人が、どういう帰結か、同じ構図で砂浜に横たわるイメージショット。特務機関NERVの運命は、使徒って何だったの、人類補完計画って、、、そんな諸々の疑問が、すべてどうでもよくなる放り出し方で、ある意味、夢オチよりひどい終わり方かも。と思いました。
頭の中を掻しむしられるような感覚…
DVDで鑑賞。
テレビシリーズの最終回があられもない姿で、「こりゃあ、納得いかんわなぁ」と思える代物だし、本作がつくられて良かったな、と…。内容のことは度外視して、ですが…(笑)
「DEATH(TRUE)2」は一見さんお断りの総集編。
第25話「Air」と第26話「まごころを、君に」がつくり直された第弐拾五話と第弐拾六話でした。
「DEATH(TRUE)2」は時系列度外視のめちゃくちゃ優しくない総集編でした(笑) 名場面たちの合間合間で、シンジくんたちと思しき少年少女が弦楽四重奏(?)の練習をするために集まって来る、と云うシーンが挿入され混乱の坩堝に…。
「Air」はアクションたっぷりで、手に汗握る場面の連続でした。最後の敵がまさかの人間だなんて…と云う絶望感がハンパなかったです。次々に死んでいくネルフ本部の人々…。
不慮の事故でアスカの生おっぱいを見てしまい、それをオカズに自慰行為をしてしまったせいで、もっと病んでしまったシンジくんを救うために、ミサトさんが決死の突撃! “大人のキス”に痺れた男性多いのでは? さらに続く悲惨・凄惨な場面の数々に、シンジくんの精神は臨界点を突破し、ついに“サード・インパクト”が発動してしまいました。
「まごころを、君に」では、第弐拾六話よりは緻密になりはしたものの、再びシンジくんの精神世界での葛藤が描かれていきました。哲学的な問い、答えの出ない問い、蝕まれて行く私の脳髄…。正直頭痛くなりました。気分がとても沈みました。胸を掻きむしりたくなるような激情がこみ上げたかと思えば、すぐに虚ろな感傷へと持って行かれてしまったような、なんだか意味の分からない精神状態になりました…。
難解さは変わらず、全ての謎が解き明かされたのかそうでないのかもよく分からないまま、首を絞められて「気持ち悪っ」で終劇してしまうとは。呆気に取られました。どゆこと?
庵野秀明監督の頭の中を開いて見てみたい衝動に駆られました。どうやったらこんな発想が湧いて来るのか? もはや異次元です。自分なりの解釈を考えないと…。
※リライト(2021/03/14)
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