REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君にのレビュー・感想・評価
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頭の中を掻しむしられるような感覚…
DVDで鑑賞。
テレビシリーズの最終回があられもない姿で、「こりゃあ、納得いかんわなぁ」と思える代物だし、本作がつくられて良かったな、と…。内容のことは度外視して、ですが…(笑)
「DEATH(TRUE)2」は一見さんお断りの総集編。
第25話「Air」と第26話「まごころを、君に」がつくり直された第弐拾五話と第弐拾六話でした。
「DEATH(TRUE)2」は時系列度外視のめちゃくちゃ優しくない総集編でした(笑) 名場面たちの合間合間で、シンジくんたちと思しき少年少女が弦楽四重奏(?)の練習をするために集まって来る、と云うシーンが挿入され混乱の坩堝に…。
「Air」はアクションたっぷりで、手に汗握る場面の連続でした。最後の敵がまさかの人間だなんて…と云う絶望感がハンパなかったです。次々に死んでいくネルフ本部の人々…。
不慮の事故でアスカの生おっぱいを見てしまい、それをオカズに自慰行為をしてしまったせいで、もっと病んでしまったシンジくんを救うために、ミサトさんが決死の突撃! “大人のキス”に痺れた男性多いのでは? さらに続く悲惨・凄惨な場面の数々に、シンジくんの精神は臨界点を突破し、ついに“サード・インパクト”が発動してしまいました。
「まごころを、君に」では、第弐拾六話よりは緻密になりはしたものの、再びシンジくんの精神世界での葛藤が描かれていきました。哲学的な問い、答えの出ない問い、蝕まれて行く私の脳髄…。正直頭痛くなりました。気分がとても沈みました。胸を掻きむしりたくなるような激情がこみ上げたかと思えば、すぐに虚ろな感傷へと持って行かれてしまったような、なんだか意味の分からない精神状態になりました…。
難解さは変わらず、全ての謎が解き明かされたのかそうでないのかもよく分からないまま、首を絞められて「気持ち悪っ」で終劇してしまうとは。呆気に取られました。どゆこと?
庵野秀明監督の頭の中を開いて見てみたい衝動に駆られました。どうやったらこんな発想が湧いて来るのか? もはや異次元です。自分なりの解釈を考えないと…。
※リライト(2021/03/14)
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