新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生のレビュー・感想・評価
全35件中、1~20件目を表示
映画は気楽にみるものだな~
『AIR/まごころをきみに』を映画館で観たいと思い、それだったら本作品も観ないといけないなと思って何十年ぶりに『シト新生』を観ました。
いつもエヴァを観るときは情報を『見、聞き』逃さないようにと、観てたような気がするのですが、今回は新劇場版もあったり20年以上前の映画というかIPなので、色んな情報を見聞きしてきているので、作品内の細々とした情報は特に追っかけずに気楽に観ようと思って鑑賞しました。この分かりにくさが、旧エヴァ味と思って観ると普通に楽しめました。
やっぱり第一話の戦闘シーンは凄く美しく、TVのセルアニメとしては最高峰だなと思いました。
TV版をベースの再編映画なので「どうなのかな~」と思っていたのですが、
編集も含めて、何か勢いというか尖った感じがして、若いトップクリエータの制作意欲みたいなものが画面に溢れてるように思え、新劇場版より「こっちの方が好きかな~」と思いました。
月1エヴァで久々の旧劇体験
リバイバル上映(月1エヴァ第1弾)の最終日に鑑賞。
新劇場版が始まって以降、旧劇場版を観ていなかったなと実感しました。
冒頭、鶴巻監督の音声コメントがあり、当時は制作が間に合わず1997年の春と夏に分けて公開した事をお詫びしていましたが、その当時は未完成でも良いから観たい!と続きを渇望していましたので、あっさり完結しなかった事が逆に嬉しかったのを思い出しました。
本作の前半、ダイジェストパートは、時系列がバラバラで公開当時は全然面白く感じませんでしたが、今回鑑賞時、旧作テレビ版の雰囲気を思い出すのにちょうど良かったです。
新劇場版に記憶を上書きされていたせいか、そうそう、自分が夢中になってたエヴァはこれだったと再認識。
新劇のようなCGの洗練されたキレイな画像ではないですが、手書きで書きこまれたメカや戦闘機等、色もベタ塗りではなく汚し塗装まで施されており、当時どれだけ手間をかけて作られていたかと改めて感動しました。
後半部分の新作パートは、戦略自衛隊に追いつめられるネルフ本部、アスカの復活と逆襲。何度観ても最高です。公開当時の客席の興奮ぶりは、未だに体験したことのないほどの盛り上がりでした。
そして魂のルフランで締め、次回作に続く!
当時、大満足で映画館を後にしたのを思い出しました。
月1エヴァ、第2弾も楽しみです。
劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 予告編』
今、何かのシリーズの劇場版が、同じような作りで公開されたら、まぁこんなふうに呼ばれて燃え上がるのだろうなぁ。と、ちょっと不毛な妄想をしてみたり。
前半DEATH編。DEATH(TRUE)²は観たことがあるので、全体像は知っていた。劇場で、無印DEATH編として観たのは初めてだったので、コレクター心というかオタク心というかで観ておこうと思い立った。さて、TVシリーズの総集編と謂って紹介されることがとても多いが、U-NEXTがそう表現していたように、これはREMIX版と言ったほうが適切なんじゃないかと私は思った。TVシリーズの第弐拾四話までを範囲選択して「ドラマの要点だけ」という言葉以上にドラマの要点だけを引っこ抜いて、登場人物と制作陣の感情を接着剤に、1時間ちょっとの短い尺に押し込んだ、という感じ。
Xのあるポストが、REBIRTH編に向けた観客の調律作業が行われる時間、といったふうに言い表していて、それが肌で実感できた。事前の振り返り鑑賞など行わずに劇場で観たが、終盤の鬱屈とした様子や、REBIRTH編直前時点での各キャラクターの現状イメージがちゃんと思い出せて、なんだか不思議だった。
TVシリーズの最終2話を描き直したREBIRTH編が目玉だったろうから、ターゲットはTVシリーズを観た人なのは(あんまり肯定的に捉えてはないけど)当たり前で、まぁTVシリーズ未見のままこれを総集編と信じて見た日には「エヴァンゲリオンもういいや」ってなるわな……です。
後半REBIRTH編。エヴァシリーズとの戦闘直前……超良い所でぶった切られる。ということは噂程度には聞いていた。しかし現物を見てみると、思わず笑ってしまった。声は出してないので、多分セーフ。
個人的に見所だったのは、Airと全く違う声優陣の演技、一部演出やカットの違い。ホントに別の作品を観ている気分だった。特に演技の違いが凄い。違和感は無かったが、TVアニメの延長的な演技といったふうで、Airが持つ異様に感情香る雰囲気とはまた違った。私はAirの方が好き。
ちょっと話はズレるが、配信で見られる分だけだと、どのサービスでも、Airはずーっと1コマくらい音と画面がズレているのが、ものすごく気になっていた。何でかは知らないが……そこがかっちり噛み合っていて、感動を覚えた。
評価高めな事については、エヴァを好きだと公言するしょうもないオタクが付けた、たかが知れている評価だと思っていただいて構いません。単体の映画としての感想を求められれば、迷わず「こんなものの何処が映画か」と言える作品だとは、しっかり認識しています。
新劇よりマシ。
当時の盛り上がりは、この未完成という失態に優しかった。
批判というよりは「次が待ち遠しい」だったと記憶している。
それくらいにリバース篇の魂のルフランの挿入の仕方が完璧だった。
それだけに完成版の「AIR/まごころを君に」では、その量産機の旋回シーンがまったく別印象になり、続くまごころ篇のただただ薄気味悪さが嫌だった。初号機全然動かさないし、名曲ルフランは消えるし。リバース篇の展開の仕方で最後の最後までカタルシスで通して欲しかった。貞本マンガでは出来てるじゃん!
ああやって照れてキモくなるのが、まあ庵野なんだけど。
でも新劇よりマシかな。新劇は訳わかんね、序まではいい、破は改悪リミックス、Qとシンは御託ばっかり並べて冗長にピアノの連弾やら将棋やら農業やらで…何が面白いのアレ?
絵は荒いけど、シンよりいいかも
ほぼ四半世紀ぶりに劇場で観たが、点数はかなり思い出補正あり、かも。...
ほぼ四半世紀ぶりに劇場で観たが、点数はかなり思い出補正あり、かも。鶴巻監督の謝罪動画(笑)付。当時は呆然として劇場を後にした記憶しかないが、監督の仰るとおり「魂のルフラン」での引きは最高…いや本来完結編だったはずの映画で「引き」があるのはおかしいんだけれども。直前のエヴァ量産型の降下シークエンス含め、新劇場版含めエヴァで一番カッコいいシーンではある。これも当時は「またかよ!」みたいな扱いだった総集編「DEATH」も、今になって見返すとTVを再編集してここまでスタイリッシュに仕上げた作品って、他には「レヴュースタァライトロンドロンドロンド」くらいじゃなかろうか。4人のチルドレンを弦楽四重奏団に見立てて…という構成がまずオシャレすぎる。TV版のクラシック音楽の使い方とはまた趣が変わっていて、誰の趣味なんだろう?
新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生
初見でした
TVシリーズとair/まごろろ、新劇場版は何度も見返していましたが、シト新生は初見でした。
今回のリバイバルで観れて良かったです。
ステッカーが欲しかっただけですが笑
良かった点としましては旧劇場版をスクリーンで見れる感動以外には最期の魂のルフランくらいでしょうか…
シリーズ自体好きなのであの料金にも目を瞑りますが、当時の公開で炎上しなかったのでしょうか…?
前半60分はTVシリーズの再編集、後半20分にair/まごろろの最初をやっていましたが…
自分が先にair/まごろろを観てしまったから抱く感想だとは思うのですが未完成でシト新生を公開するのであったのであればair/まごろろの完成を待っても良かったのではないかと思ってしまうんですよね…
いや、最期のルフランは本当に良かったです。
そこは疑いようがないです。
ただ、これで当時期待してたファンの気持ちを考えると納得できていたのかな?と…
所見で期待が高くなってしまっていた自分が悪かったのかな?
シト新生が無ければ今のair/まごろろが無かったと言うのであれば納得はしますが。
アレで終わりにされてたら公開当初めっちゃ文句言いますし、でもモヤモヤして色んな人と意見交換して楽しかったんだろうな、とも思いました。
ん?つまり良かった、の、か?ww
まぁ、何はともあれ当時7歳で観覧出来なかった自分としてはスクリーンで観れて満足でした!
上空を旋回するEVAシリーズ!「魂のルフラン」にトリハダ! 今観ても画期的な作品
この度、月1エヴァとして鑑賞、劇場版第1弾!
劇場鑑賞は、2023年「KABUKICHO IMPACT」以来。
客席はほぼ満席で、エヴァ人気は今も衰えず。
テレビ版の総集編『DEATH』と新作25話『Air』の前半『REBIRTH』の2部構成。
当時観ていて、EVAシリーズが上空を旋回、主題歌「魂のルフラン」が流れるくだりは非常に盛り上がった!が・・・ここで終わりか!っとガクッときました!
これに『Air』の後半などを追加して、1998年に『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)²/Air/まごころを、君に』として改めて公開されたという・・・わかりにくっ!
それにしても、同じカットの繰り返しや延々と続く静止カット、大音響で流れるクラシック音楽のカタルシスなど、今観ても革新的で凄い。
これはTV版を観た人向けの作品です
TV版を観ずにこの作品で追いつくことはできません
TV版を補完するのがこの作品です
白い巨人(アダム)が現れるセカンドインパクトの冒頭シーンは、もともとTV版にありませんでした
加持が渡した胎児化したアダムが、ゲンドウの右手に移植されているシーンも追加されたものです
そのように、TV版を観た人に楽しんでもらうためのDEATH編だったと言えるでしょう
DEATH編のエンドロールの最後に「続劇」と表示されて、REBIRTH編が始まります
これを知らずに席を立ってしまった人がいましたが残念です
ただし、REBIRTH編は、物語の途中で終わってしまいます
というわけで、この次に上映される「Air/まごころを、君に」を観る前に、TV版(24話まてでよい)を観ておけば、この作品を観ていなくても、いわゆる旧劇場版に追いつけます
新劇場版4部作はTV版と違うものですが、やっぱりTV版を観ておかないと理解が難しいところがあるでしょう
一連のエヴァ作品は、観る人に優しくありません、でもだから人気があるのだろうと思っています
私が悪い
エヴァンゲリオンのTVシリーズが始まってから30年ということで、劇場版がリバイバル公開。
劇場版は、TVシリーズ終了後、割と早い時期に公開されたのが2作。それから10年後に再び制作された新劇場版が4作。
これがリバイバルで月1上映と。お金、搾り取りますな。
で、見てきました。
これ、私が悪いのだが、今作はエヴァのTVシリーズのダイジェストというか編集版で、TVシリーズを見ていないと何が何やら、です。
作品自体、親切にわかりやすく作ろうという考えが、おそらく一切なされていない、ということもあるとは思いますが。
というか、今作が97年に公開された時も、全く同じ感想を持ったことを、見て思い出しました。
当時、社会現象的に盛り上がっていたため、TVシリーズを全く見ていない状態で見に行って、やはりちんぷんかんぷんだったことを思い出すという。
30年経っても全然成長してねーな、俺。
というわけで、当たり前ですが、TVシリーズ未見の人には、全く薦められません。
私は、一応、TUTAYAでTVシリーズは全部借りて見たはずですが、全く内容は覚えておらず。
今回も、ただ、ポカーンとして見てました。
今見ると、思わせぶりなセリフが頻発されますが、それが解明されることはなく、話はほぼ進みません。
女性キャラの目の下に、クシャクシャとした手書きの線が描かれてますが、あれって何?
本編上映前に製作陣の一人、鶴巻氏のコメントが入りますが、そんな状態で公開するって、お客というかファンに対して、不誠実だと感じたのは私だけでしょうか?
あと、主題歌も今作に使われている曲がとても気に入っているとのことでしたが、音楽センスは、エヴァ製作陣と私では大きな乖離があると、再認識しました。
月1といいながら、10月は2本公開されます。
多分、次も見に行くとは思うのだけれど、TVシリーズ見返すのは、ちょっと無理っぽい。
また、ポカーンとしに行くことになるんでしょう。
28年ぶりに観た劇場版の「プロトタイプ」。声優さんたちの声も若々しくて、テレビアニメ版をVHSに録画して難解な内容を考察していた若い時の自分を思い出したのだった。あの頃に戻りたいなぁ・・・
シト新生
訳がわからん。映画史の中でもトップクラスで分からん。
アニメ観てるけど、前半の部分は総集編といえど意味わからん。キャラ紹介としても中途半端だし、ストーリー紹介しても理解出来ない。
後半は中途半端すぎるし、NERVが人間に襲われてる理由が分からん。あのラストで納得出来る人は居るのだろうか?
劇場で観たが鶴巻監督が未完で出して謝罪してたが本当にそう。内容に言及して欲しいが魂のルフランについてしか言及してなかったのも気になったな。
良かった点は「魂のルフラン」の導入の仕方と声優さん達。そこだけは評価したい。
世界一訳がわからない総集編、だからこそわかることもある
本作品はNetflix配信のものを1~2度観たっきり。久々に観る本作品は、当時、これを上映できたのが信じられないくらい訳わからん映画だった。否、初めてエヴァに触れる人には信じられないくらい訳わからんということだ。始まる前のインタビューでも言われてた通り、スケジュールの関係で仕方なく上映したのもあるはず。だが受け入れられたのは、エヴァファンの愛と「エヴァンゲリオン」という社会現象ゆえだろう。
私はテレビ版も漫画も、何もかも全部読んでいるし、何ならエヴァは人生の一部と言っても過言ではないくらいだ。だからこそ本作品を観ると、テレビ版のここをこういうふうに切り貼りして作っていったのか、とか、時系列を文字で起こしてあげることで、ドラマチックに「魅」せられるのか、などと思えた。まあそれでも、終わり方はあまりに素っ頓狂だが。(笑)
ここからはものすごい自分語り。今回久々にエヴァに触れて、そして最近話題のチェンソーが出てくる某作品にも触れて、私が好きな(同性として尊敬できる)女性像が確立したなと感じた。私はどうやら男性よりも勇ましくて、かつ感情をむき出しにできる女性がものすごく好きらしい。全力で叫びながら一心不乱に使徒をなぎ倒していくアスカが、弱音を吐くシンジを強く叱るミサトが、大切にしている人のことを貶されてビンタするレイが、ゲンドウへのどうしようもない感情を憎みながらも尊んでしまう赤木母子が、大きな意味で息子を守るためにエヴァに乗る決断をしたユイがすごくすごく好きだ。(某作品の女性は勇ましいが、女性が感情むき出しでぐちゃぐちゃになっていく様は描かれないのが気になる。連載しているレーベルのテーマを守るためにかもしれないが)
好きだということは、自分にないものだということなのだろう。基本人に心を開かず、相手を思うがゆえに、その人に合わせた自分へと変化してしまうからこそ、自分の思想を前面に出す女性を見ると尊敬してしまう。エヴァ女子キャラについて語ると論文みたいに長くなりそうなのでこの辺で。
冒頭にも少し書いたが、改めてこの2時間弱で、私は小さい頃から読んでいたエヴァンゲリオンが、自分の人生を形作っていることを自覚できた。冬まで続く月1エヴァ、めいっぱい楽しもう!
全35件中、1~20件目を表示










