劇場公開日 1973年4月28日

「北大路欣也が凄い」仁義なき戦い 広島死闘篇 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0北大路欣也が凄い

2017年5月6日
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一作目と時系列はほぼ同じで、テーマも同じ。
若者が組織のために無慈悲に死んで行く。国家に弄ばれてお国のために死んで行く兵士と同じである。若者が真っ先に死に老人は生き残る不合理である。
主人公が自身を滅ぼして行く悲劇の映画ではある。とはいえ身から出た錆みたいなものではあるが、糸を引いていた老人たちや組織は存続していて、本当にやるせない。
シリーズ通して、この回の印象は強い。
若き日の北大路欣也が素晴らしいからに他ならない。

夢見る電気羊